2008-01-01から1年間の記事一覧

散る2008

「雪は暖かい、氷は熱い」 とは確かクロサワ映画の台詞、それを思い出した。匹敵して今日もまたエンドレス吹雪、引き続きどか雪。寒すぎ。 さて、2008年も終盤。鮮明に残った出来事を振り返ってみよう。 do it 2008 (9月13日・14日 山形県シネマ旭跡地)…

忘却の聖誕祭翌日

思わず笑ってしまうほどの吹雪、どか雪に相応しいどか雪。なもんで、寒い。 子どもの頃から毎年12月26日の外の雰囲気がなんとなく好き、クリスマスが過ぎ去る事で電飾は撤去はされて徐々に寂れてく風景、けれどすぐに年末がやって来る事で気の抜けない様…

底から這い上がる微かな力

師走。忙しいという実感はないのだけど、日光を浴びる事があんまり無い生活で、何故だかすっかり時間の感覚を見失っている。多分、クリスマスも誰かに言われない限り判らないまま過ぎていきそうな予感がする。それはそれで構わないけども。 一応、ミクシイで…

墓場の手土産

何かにつけてうわの空でいるけれども、何せ普段からこんなものだし特別気にも留める事も正す事もない。が、仕事中、いつもの様に物思い耽りながら勤しんでいると、不覚にも物思いの深みに嵌ってしまい、ハッとして我に返ると、今ここが何処なのか、今私は何…

ロストイントランスレーション

先週のサブレイトは、本当に楽しかった。そして、とても感慨深い1日だった。しかし最近、酒飲みすぎだな。いや、飲む回数は前と然程変わらないが、ヒドく酔っぱらい過ぎる事が多くなった。気をつけて。 足元に気をつけて。足元ばかり気をとられないように。…

メメント・モリ

髑髏を身に着ける人間を見かけた、 のは偶にある事だが、そのモチーフを見る度に妙な違和感を覚える、なんとなく。一概な嫌悪感を押し付けるわけでなく、そんな気も更々ないけれど、その妙な違和感のあまり通りすがりのソレを思わず凝視し過ぎて睨んでしまう…

未明の明瞭夢から

いつか日本中を放浪出来たらいい。 この目や、この耳、この手足を通して直接触れたり、実際に会話をしない限り、その事柄や、感覚や、音楽や、人物、あらゆるものについて判らない事はたくさんある。多くのあらゆる誤解を招くのは、大半はこの時点で留まって…

死して屍、拾うものなし

そもそも理解に苦しむ節なんて、人間生きている中で色々多々とある。けれど、理解し難いから、困惑してしまうのもまた人間生きている中にある。そんなものだから、困ったなあ。ひょっとして自分の許容範囲が狭いのかな、ひょっとして間違って考えているのは…

共有と殺気を併せ持つ、新世界

現代企画新世界が過ぎて5日経過。きっとこの瞬間は経過しないものだと錯覚すら覚えたが、紛れもなくあっとう間に過ぎていた。あの場にいたすべての人に、感謝、の二文字だけでは、有難う、の五文字だけでは、伝えきる事が出来ない思いを伝えたい、のに、言…

未知と懐古を併せ持つ、新世界

現代企画新世界があと2日後。一刻と迫る日に、心身そわそわ浮付いてばかり。 時として塞ぎ込んでも、案外すぐに忘れる、単純な私の場合。巡る365日、その中の100日以内程度なら、悲しみや寂しさに隔てられる瞬間が自分次第でランダムに出来あがってく…

ロードムービーのハジマリ

好き勝手生きている人間でも、自分の事以上に、誰かの幸せを心から喜んでしまう事、というのはあるものだな、と強く実感する。私には、友人の結婚、という一言では済ませたくない出来事になった。あぁ、今まで生きてて良かった、本当に、心から。 報告を聞い…

結ぶvanishing point/繋がるturning point

過去と未来と現在。この9月は様々な出来事があり目まぐるしく過ぎていった。そんな9月は今日で終わり10月を迎えようとする。それはなんでもない。なんでもない明くる日のなんでもない前夜。こんな前夜こそ振り返っていこう。 まずは、山形のdo itを観に…

生の暗号

うかうかチャイを啜っている場合ではない。 3年ぶりにキャリーバッグを引っ張り出して、 幾度と心折れながら荷造りようやく完了。 明日、とうとう海を越えdo itへ向かいます。 落し物常習癖がただ不安要素だが、、、 今回ばかりは本気で落し物することなく…

kanetekara.

なんだかんだ言って、(自分が音楽を聴く、という意思と行動を自覚した時の)最初に聴いた音楽の存在というのは後年になっても尚、デカいもんだと最近思う。これは恐らく私だけに言えることではないはずだ。たった一度の一瞬の衝撃は何に変える事も出来まい…

月の裏側で光合成

何度でも言う。こないだの19日のカジノと20日の電気猫では、確かな自覚と、強いパワーを貰って、この猫背を押された素晴らしい2日間だったと振り返る。思えば、自分のやらかく生きた史上最高に楽しかった2日間だったんじゃないか。でも、そこで終わら…

儚きものは

2008年初夏、大道芸人 ギリヤーク尼崎 青空舞踏公演 於:旭川三番館前。 この季節になると、毎年ギリヤークさんがこの街の空の下で舞う。私は毎年、操られていくようにその場所に足を運ぶ。その瞬間をこの目で見る様になって、今年で3年目の夏が来た。私が…

灼熱に交差していく過失

この空間に書き連ねぬうちに様々な出来事と思案と思惑が駆け巡った気がする。無論、その時の凡そすべての雑念は、この空間に書く迄も無いことばかり、という訳でも無いのだが。とは言え、それじゃあここに書くべき事とは何だ?と思うに成りかねないけれど、…

零すすべてが 今、一つに

寂寞とヒドイ風邪を引いて数日経過、ようやくここまで病み上がった。咳はあまり治まっていない。 熱に浮かされて足取り重く、立ち竦んでみるとここが夢なのか現実なのか日頃よくわからなくなる。頭痛がして現実であることがわかる。外は雨が降っているし、い…

得てして灰を浴び興起する現象

毎年この頃になると、体調がゆるやかに崩れていくのがわかる。皮肉にもそこで春の到来を実感する。その原因は花粉もしくは黄砂と睨んでいるが、あくまでも床に臥せる必要すらない程ゆるやかな不調なので、追い詰める気にはならない。そう、どうって事すらも…

硬骨であれ

水面に乱反射する太陽が眩しかった。前を向くことが出来ずに斜め横ばかりを見た。やけによく晴れた日だった。 私が生まれた何十年前の今も、このようにやけに晴れていたんだそうで。 そんな3月21日、私はまたひとつ歳をとりました。

spring has come mother fucker

無性にザワザワする春ですね。どうにかなりそうだ、どうにかなってしまえ。 テンションの低さに定評がある様なこの日記を書くのはまたも久しい。普段はこんなテンションで、でもここまでじゃない。我が家のハムスターが凶暴過ぎる事が判明しました。今日職場…

白日燻るに清く

家に帰ると、突然 ハムスターがいた。のは数日前のこと。ここ数年にかけてこういった類の不意討ちが自分の周りでは多い気がする。思えば、ろろにしたってそうだった。 私はおそらく余裕がない。時に、そんな余裕のない状態が鼻につく瞬間があり、時にそんな…

二千八、砂の季節

また巡って一月を迎える。ふりだしに戻るような「イチ」しかし着実に進む「イチ」再びまっさら。こんな季節に私は虫に刺された。ここはこんなに寒いというのに。最近はどこに居たって寒いのに。 しょうもない夢を見て寝汗かいて目を覚ました。 隣家は跡形も…