散る満ちるから愛を込めて

 5月28日、ナノディストロ企画「散る満ちる」 無事終了しました。
 出演して頂いたnobody celebrates my birth day、shhh、TG.Atlas、Another 9note、 そして、名古屋からいらしてくれたGo Fish ショウタさん。観に来て下さった方々、今回の企画にご協力頂いた友人たちと旭川モスキート。あの日モスキートへお越し頂いたすべての方々に、とても感謝しています。
 心から、ありがとうございました!
 企画を終え、まず何から書けばいいのか迷うところですが。私から言えるのは、あの日、あの時、あの空間に集った方々が、それぞれに感じ取った瞬間と想いがすべてだと思います。全5バンド、どれも最高に素晴らしく良いライブでした。みなさんのおかげで、素晴らしい夜、最高の企画になった、と思っています。そして、GO FISH 初の北海道ツアーの担い手の一人となれたこと。本当に光栄でなりません。自分にとっても本当に最高の経験となりました。今回で得たものを、これからへ繋げていきます。
 5/28 14時 天気予報は外れ、見事な快晴。 旭川空港へ向かい、GO FISHショウタさんをお出迎え。この際つっかが車を出してくれたり、モスキートでの受付をやってくれたりと、当日のお手伝いをしてくれて非常に助かりました。ありがとう。機材を乗せ、車内でお話しながらモスキートへ。ショウタさんは、GO FISHで奏でる音楽そのままのお人柄。懐が深く、とてつもなく優しい素敵な方でした。はじめて訪れた旭川の風景をひとつひとつ眺めていく姿が印象的でしたね。旭川に来てくれたことをじんわり嬉しく思いました。
 15時 モスキート到着。リハまで少し時間があるため、ショウタさんとラーメンを食べに行きました。向かいの天金はちょうど準備中だったので、すがわらへ。ラーメンを食べながら名古屋の音楽や北海道の音楽の話をした。満開のピークも過ぎ葉桜に近い状態でしたが、旭川は随所で桜が咲き残っていた。ショウタさんも今年二度も桜が見れたことを嬉しそうにしていて、良かった。モスキートに戻り、旭川のみんなも続々と集合。GO FISHのリハを見て、素晴らしい夜になると確信。着々とリハが進み、定刻通りの19時半開場。 翌日札幌の企画者nogさんと札幌までの運転手ぎゃー(kill in 3℃)も来て下さった。東京、札幌など、市外道外からはるばる来てくれた人もいて嬉しかった。
 この日はディストロは勿論のこと、当日用のウェルカムボードも制作したほか、いつものナツドーナツも作ってフリードーナツコーナーも設置しました。最近の中では一番人気の、豆腐と米粉ときなこ味の焼きドーナツ。気が付けば全部なくなっていたけど、食べてくれた方ありがとう。ディストロも旭川での出店は久しぶりで、想像以上に反響があり嬉しかった。ありがとう。

 20時、開演。散る満ちるのスタート。一番手は、nobody calebrates my birthday 衝動的で、とても良いライブをしてくれました。

 続いて、shhh 心地好いけど鼓動高まっていく感じ。すごく良いライブだった。この機会にたくさんの人にshhhのライブを観てくれて、嬉しかった。shhhは時間を忘れて延々と演奏していられる人達なので、PA側で持ち時間を報せる、という一風変わったカタチなのですが、私はタイムキーパーをすることになり30分後にサインを送るのは名残惜しくもあった。いつまでも聴いてたい。

 その後が、TG.Atlas いまの編成になって5回目のライブでしたが、企画者という贔屓目を抜きにしても現編成で一番良かった。タニさんはshhhに続いて1時間ステージに立ちっぱなしでダブルヘッダーのお願いを快諾してくれて本当に感謝してます。


 そして、いよいよ GO FISH!空間も静寂も心臓の鼓動も足音もすべてが音楽になった瞬間。心地好くて深くて穏やかで、何もかもが素晴らしかった。観ていると頭の中はまっさらになり、GO FISHと私の空間のような感覚に駆られ、自分の人生で一番音楽と見つめあった瞬間だったかもしれない。
 深く穏やかな「音楽の時間」でした。


 今回の北海道ツアーは特別な展開というアナウンスをしてましたが、アコースティックとエレキ、二本のギターを持ってきて頂きました。ショウタさんの粋な計らいに感謝しています。エレキでのGO FISHは、なかなか観られない貴重な瞬間だったと思います。後から聞いたお話、NICE VIEWでも使用しているエレキとのこと。観終えたあと、ひたすらに感動が込み上げてnogさんの元へ飛んで行った。
 本当に、ありがとうございました!
 トリは、Another 9noteこれから東京のライブも控え、勢いある良いライブでした。 私は受付にいて写真が撮れなかったのですが、東京から観に来てくれたりょちんがこの日のライブをユーチューブにアップしてくれました。


 すべてのライブが終わり、そのままモスキートでジンギスカンの打ち上げ。打ち上げも楽しかったです。翌日のGO FISH札幌を組んでくれたnogさんにも、良い気持ちでバトンを渡せた。nogさんの力添えがなくして、今回の企画は実現できませんでした。感謝してやみません。nogさん達と、そのまま札幌へ向かうショウタさんにまた明日とお見送り。モスキートのお片付けをしたあと大西さんに送って頂いた。GO FISHツアー初日にして無事旭川が終わった安堵感と感動で、まだ早い、と判っていながらも家に帰れば放心と号泣。
 本当にありがとうございました。
 翌日、5月29日は札幌。ムジカホールカフェへ。以前ご挨拶がてらお食事行った時はnogさんの後ろでカルガモ状態だったので、会場のムジカホールカフェまでの道のりがよく判らなかったけど、なんとか行き方も把握したので、また今度食事に行きたいなと思う。 ムジカへ着いたときはちょうどディスチャーミングマンのリハ中、外からエビナさんの歌声が響き渡っていて、階段をのぼったところで、ショウタさんに会った。ムジカの中ではnogさんやノロさん達が開場準備をしていて、そっと応援。この日前売特典となるムジカのスコーンを頂きました。

 18時開場。この日会えた札幌の方々から旭川どうだった?と聞かれることも多く、スッとした姿勢と気持ちで良かった、と笑顔で伝えれたのが嬉しい実感でした。
 ライブ仕様のムジカははじめて。ライブハウスで窓が無いのは大半で、それは地下室の秘密基地の良さがありますが、窓があるところでライブを観る、というのは意外となかなかない経験。天井の星形のランプや、窓辺の電飾や、日が落ちていく瞬間もムジカの居心地の良さもあわせて最高に良い空間を作っていました。この日は三者三様のギターとうたの世界が本当に素晴らしかった。最初はハヤシヒロトさん。はじめて観れました。一言で例えるなら「嬌艶」な音世界。とても惹かれました。
 次がDischarming man (solo)、ソロではとても久しぶりでした。 バカネジのアコースティックバージョンに心を打たれる。We are the worldのエビナさんの日本語詞カバーも披露。「自分の出来ることはここでうたうこと」

 そして、GO FISH 札幌編のはじまり。ヒロトさんエビナさんもいつもより長めのセットでしたが、GO FISHは1時間セット。たっぷり堪能しました。更にアンコールも!札幌も最高に心地好く、素晴らしいライブでした。本当に幸せなひとときだった。


 すべてのライブが終わったのは21時頃。撤収までお話をして、終電で旭川に帰る。帰り際、ショウタさんにご挨拶をしたとき最高の言葉を頂く…胸がアツくなった。胸が熱いってまさにこういう時に使う言葉なんだと身に染みて感じました。またの再会を誓い、ショウタさんと会えるその時まで、もっとがんばろう。続けていこうと思う。
 nogさんお疲れさまでした。素晴らしい企画でした。GO FISH北海道ツアーを計画していた時はまだ先だねえ、と言っていたけど、いざ迎えてみるとなんだかあっという間で。でも、やってよかった。ただひたすら純粋に、音楽が好きという想いで行動出来たように思います。 こんなに最高の展開で、良い気持ちで5月31日を迎えるなんて。また一緒にやろう。
 改めてGO FISH初北海道ツアー、5/28旭川〜5/29札幌。 両日とも素晴らしい空間となり無事終了しました。
 GO FISHがまた北海道に来てくれることを心から願います。
 また、会いましょう。お疲れさまでした。

nano distro企画 *1

……心から、ありがとうございました!また会いましょう!……
 来たる5月28日。旭川モスキートにてナノディストロ企画を行います。
 名古屋のGo Fish、初来旭となります。
 全5バンド、最高の布陣となりました。ぜひいらして下さい!


2011年5月28日(土)
at 旭川 MOSQUITO (旭川市3条9丁目 木下ビル地下 / 3・4条仲通)


nano distro 企画
 [散る 満ちる]


開場: 19:30 / 開演: 20:00
料金: 前売 1800円 / 当日 2000円


出 演
・Go Fish (名古屋)

・TG.Atlas
・shhh
・Another 9note
・nobody celebrates my birthday


*チケット問い合わせ
出演各バンドにて取り置き可能
nano distro/ニシヤマナツ 
MOSQUITO  <電話:0166-24-8899 / web>

一瞬の静けさも音楽となるような、素晴らしい夜にします。
モスキートでお会いしましょう。
皆様のご来場を心よりお待ちしております。

光について

 怒濤のように濃い5月だった。写真と共に5月の企画前までのことを。

  • 5/2  休日の夕方、外へ出ると警察手帳を片手にした刑事さんに「このあたりでノボリを持って走っている人を見かけませんでしたか」と尋ねられる。事情を聞くところ、近所のホットモットのノボリを持った人が逃走中と刑事さんは言う。私は、見かけませんでした、と返答する。
  • 5/3 日中、用事足しに自転車を走らせると今日がいい1日になる予感しかしなかった。心待ちにしていた、モスキートでのベネフィットDVD撮影ライブ。TG.Atlas、札幌からnothing,nothing,nothing!とTheSun、そしてBLACK FILM DANCE…! BFDの音源を手にしたときから今に至るまで、現在進行形で何度も聴いてライブが観たかった、と思い続けること数年余り。まさか旭川で復活しこの目でライブを観れる日がくるなんて…。セットはjohn's LPから「Nature」と「i'm waltz」の2曲。編成は、vo.ヒグさん guiter&synth近田さん、bassイサイさん、guiterトモさん、dr.ミウミウミウミウは驚きの大抜擢にかつてないまでに緊張していた。その後に続くTGはこの日に向けた気合いが伝わって来たし、印象的なライブでした。ナナナは観れば観るほど痺れる、モスキートでライブが観れたのがとても嬉しかった。最後のサンは最高の開放感に満ち溢れていた。涙出そうなくらい圧倒的な存在感。ハードコアが好きで良かった、という感情が込み上げてくる瞬間ってたまにあるのだけど、この日はその想いの集結でした。DVDのリリースも楽しみです。打ち上げまで終始、楽しい1日でした。ありがとうございました。
  • 5/4 翌日はカジノへ。この日は札幌のWALKが出演、彼らとは前日入りしてモスキートでも会えたのだけど、ライブを観に行きました。最初はnobody celebrates my birthdayという、旭川で突然変異的に誕生した弱冠17歳の少年たち2人がやっているバンド。前々から大西さんなどから話題は聞いてたし彼らとも直接話したこともあるけれど、ようやくはじめてライブを観た。衝動に溢れてていい感じ。ライブ見終えた後に月末に迫ったナノディストロ企画への出演交渉し決定。そしてWALKもメンバー4人の個性とグルーブ感が滲み出てて良いライブでした。ラスト1曲「映意」でアナザーのタイチロウとキジのジンチ君をゲストに含めた6人編成WALK、非常にカッコよかった。




  • 5/5 ゴールデンウィーク最終日、携帯電話を2個持ちする運びとなる。
  • 5/8 つっかの家に遊びに行く、ということがこれから先ありふれた出来事になり過ぎて、そのうち日記に一々書かなくなることでしょう。再び訪れると引っ越し初日よりも生活感に溢れて驚いた。お父さんから譲り受けたという大量のレコード。のちに、旭川プログレ館と化す。毎回8時間かけて旭川に来ていた子が徒歩20分も満たないところに住んでいる、今更ながら改めてなんだかふしぎに思う。


  • 5/12- 5月だというのにまだ肌寒いなかでも春の息吹を少しずつ感じはじめる、この街にもいよいよ桜が咲いた。春になれば、いろいろな事を思い出す。もう二度と遭うことが出来ない面影。桜の到来を待たずに去っていったもの、桜と時を同じくして散っていったもの。それでも私達は生きている。5/28のナノディストロの企画名は「散る満ちる」と名付けた。いくつか候補はありましたが、仄かに希望のある名前、日本語のタイトルが良かったこと、ここの日記と連動していること、そして何よりも時期的に桜が散る時期ということが散る満ちるの決め手となった。桜が散ったとしても満ちていくもの。私なりの希望のイメージで。





  • 5/21-22 散る満ちるの1週間前。21日はpowwow、KILL-O-WHAT遠藤さんの追悼ライブ、22日は札幌のサンクスのライブをどちらもモスキートで。遠藤さんの追悼ライブは総勢10バンドという長丁場企画。私自身が旭川のライブハウスに通うようになった頃に背中を押してくれた先輩達の姿がモスキートに集っていた。遠藤さんの人徳ですね。カタチを変えても変わらなくても継続している人達もいれば、懐かしい人達もいた。継続するということは簡単なようで容易なことではない。サンクスも旭川で観れたのはこれで何度目でしょう、いつ観てもカッコよく、気持ちが燃え上がるのでした。企画を目前に控えれば楽しみと不安で気持ちが支配されがちだが、このまま家にこもってもいけないのだと思い、なるべく外へ出るようにしたが、この2日間には多大な力を頂いた。行ってよかった。
  • 5/12-25 先月から寄せ書きを募ったdistrojp被災地への祈念ファンジンの挿絵、表紙、裏表紙の制作開始。写真はその一部ですが、表紙も含めて計7枚の絵を描いた。夜な夜な絵を描きながら深く人と向き合うような感覚ははじめてだった。編集してくれた苔口君からはありがたいことに指定やテーマなどはなく好きなように描かせて頂いたのだけど、自分の中では今回の制作にはいくつかの取り決めをした。まずは希望を描こう、ということ。皆様からの言葉を主役にすること。あとは手に取った方々の痛みを連想させてはいけないこと。そうすると描きたくなったのはシンプルな人間の姿でした。画材は今回も手芸糸を使ったほかに、包帯、絆創膏、布を千切って用いた、癒すという意味を込めて。よく考えると私はいままで暗い絵を描いてたんだなとも感じたが、今まで描いた中では個人的にはおそらく明るい絵を描けた気がしました。すべては完成品でご覧頂けたらと思います。


  • 5/26 仕事終わり、はるばる今回の企画を観に来てくれた東京のりょちんが旭川に到着したという一報を受け、宿泊先のつっかの家まで会いに行く。りょちんと久々の再会。途中までアナザーのかずきも交え、朝がくるまでたくさんの話をした。散る満ちるまで、あと2日。

ゼロじゃない可能性のイチ

 何もかもがゼロではない可能性のなかで、日々を生きている。
 写真と共に、4月の出来事を大まかになぞります。

  • 4/2 distrojpで東北地方太平洋沖地震被災地のライブハウス、レコード屋、バンド、ディストロへ向け、精神的な支援となるようなフリーペーパー、祈念ジンの制作計画開始。こちらの詳細はdistrojpのブログツイッターに書いた通り。それに伴い皆様からの言葉を募った。ちなみに4月いっぱいが締切と書いていますが現在編集段階で印刷まで少し時間があるためまだ原稿は間に合います。いま、言葉がどれだけの支えになるのか、そこから何が見えるか、判らない。しかし暗中模索でも言葉は光をたぐり寄せる力があるかもしれない。その力を私は信じてみたい。この祈念ジンが、私達distrojpに出来ることであると願って。完成に向けて、がんばります。

  • 4/10 道知事選の投票に行き、そのまま札幌へ向かう。スピリチュアルラウンジで開催された企画は9-10日の2日間ともに素晴らしい面子でしたが、私は仕事の都合もあり10日のみ足を運んだ。少しだけ早めに到着して、先月新しく開通された札幌駅から大通までの地下通路をのんびりと歩くとonちゃんとokちゃんに遭遇したり、またしてもルタオのアマイワナでケーキを食べながら開場までの時間を持て余していると。前日からはるばる東京から札幌まで遊びに来たrookowのカコイジョルジュから、もうスピリチュアル前にいるとの一報があり、開場時間を待たずにスピリチュアルへ。ジョルジュと久々の再会。談笑しているうちに開場し続々と友達と会えた。この日は久しぶりなひと、はじめましてなひと、よく会うねなひと、たくさんの友達と会えてとても楽しかった。ライブが始まり、まずはデザート、最初から素敵な音に酔いしれる。そしてミスコーナー。久しぶりというのもあり、水を得た魚のような感覚、観てて気持ちのいいライブでした。ディスチャーミングマンも久しぶりで、バンド編成が変わってからははじめて観れた。その後クリプトシティのときは会場内がぎゅうぎゅうで音しか聴けなかったので、翌日旭川でガッツリ観ようと思いつつ聴覚だけでも夢中になれた。そして最後がメルトバナナ。旭川で観れた以来の5年ぶり。神々しさとあの空気感にひたすらやられる。ライブを観ながら気が付けば涙が出ていたのは初めてだったかもしれない。それくらい最高のライブだった。今思い返してもうっとりしてしまう存在。大好きです。ライブが終わり、打ち上げへ。ジンギスカンを囲んでの談笑。打ち上げが終わり、ジョルジュ達とまた東京での再会を誓う。今回ものぐさんの家にお世話になりました。いつもありがとう。諸々と計画も話し合えたし、モチベーション高まるばかりの実りある1日でした。また近いうちに行きます札幌。


  • 4/11-13 地下鉄でのぐさんとバイバイして、旭川ゆきのバスに乗る。同じ時刻発に乗り合わせた脇田とちゃいこと奇跡の遭遇を果たした。一度帰宅して夜はカジノへ。クリプトシティはたまらなく踊れて、揺るぎのない魅力を感じるカッコイイライブ。ライブ後は脇田やちゃいこにまた会う日まで元気で、と再会を誓い帰宅。この日は釧路のつっかが家に泊まる。色々と話をしながら絵を描いていたら、つっかの描く絵が面白すぎて楽しいことになっていた。この時つっかは旭川移住の計画を進めていたときで、お部屋と職探しなどを手伝うため、つっかは二泊。お部屋見学の合間にランチをとったり、アナザーかずきの職場に突撃したり、カラオケで散々遊んだあと、モスキートに寄る。大西さんは物件情報詳しいのでタメになりました。時同じくTGは東京遠征から帰ってきたばかりだったので土産話を聞く。かなり最高の夜だったようだ。小岩と西荻でTGを経由してナツによろしくお伝えくださった方々がいたとのこともバッチリ伝わりました。ありがとうございます。私が東京行く時はまたお話出来たらいいなと。その時はよろしくお願いしますね。モスキートに寄った後、大西さんとつっかと共にゆきちゃん寿司でラーメンを食べに行く。お寿司屋さんだけどラーメン。美味しかった。大西さんが勧める「わさび巻」を食べた…そして大変な刺激を受けた…まさか怒涛の連休をワサビの刺激に咽せながら〆るとは思いもしなかった…。わさび巻に泣き悶えていたら板前さんもニヤニヤと喜んでたのでとてもオススメします。その後はつっかと共に帰宅し就寝。翌日はつっかが職場まで送ってくれてバイバイして仕事へ。写真はつっかから貰った誕生日プレゼントと、昼食で行ったラマイのスープカレーと、ゆきちゃん寿司のラーメン。そして、わさび巻。


  • 4/15-17 15日仕事終わり、モスキートへ集合がかかる。モスキートのプロジェクターで5月3日のベネフィットライブに向けたサンのライブ映像上映会。ネクストスタイルの復活ライブの映像も観た。その後本人には内緒で計画した添田の誕生会。サプライズは大成功。添田19歳おめでとう。最高の花金だった。17日は、つっかが面接を控えて再び旭川に来たので、大好きな喫茶店レーベンへ連れて行く。また行こう。その後つっかは職も決まり、移住計画は順調に進んでいきました。


  • 4/23-4/24 23日はラマイで晩ご飯を食べに行ったあと古本市へ行き、図録を4冊買う。モディリアーニ、ミレー、グッゲンハイム美術館、エコールドパリ展の4冊。これで合計1600円という破格。買った図録のひとつに開催日時が1988年8月という23年前の美術館の展覧会の半券とチラシが挟まっていて感動を覚える。24日はまたまたつっかが旭川に来たので、短スパンでの再会。これが今後は普通になるのだね。旭川移住準備諸々の真っ直中で釧路-旭川間を行き来してるが、今に始まった話じゃないが毎回片道7時間かけて旭川来てるのだと考えたら今更凄い。職も決まり残すはお部屋探しのお手伝い。と言っても、私はつっかの助手席でただポヤンと佇んでるだけです。市内在住なぶん土地勘はあるからその辺だけ多少はお役に立ててるとは思うが、右も左も判らない私がきちんとナビ出来てるのと、私なぞが普通に役に立ってるあたりも凄い。お部屋探しをただ見守り、不動産屋さんに行き、私まで名刺を貰い、担当の人とやけに雑談し、お部屋見学周りをして、いずれ自分が新生活する時のための知識とコネクションをちゃっかり吸収。色々タメになってるしお部屋探しは面白い。見学している途中であがった虹を見晴らして、彼女の部屋は無事決まりました。


  • 4/29-30 ゴールデンウィークのはじまり。前日に美容院に行き8連休の準備は万全に。29日の夜は、カジノのフィルムセッションへ。コマイのじゅんちゃんのDJで楽しく踊った。そしてお酒を久しぶりにたくさん飲んだ。この日からつっかは旭川移住開始。初日にも関わらず、つっかの新居に泊まることに。ようこそ、旭川。翌日30日の日中はつっかの買い出しに付き添い、四条庵で蕎麦をすすり、一度帰宅してぼんやりとしたあと。夜はじゃず蕎麦放哉でPWRFLPowerのライブを観に行く。野村さんとは1年以上ぶりで、久々の再会嬉しかった。放哉ははじめて行った。前々から行きたいと思ってたのだけどようやく。野村さんの帰国の際、パワフルパワーのライブの日に行けたのは良い機会だった。というのもじゃず蕎麦放哉は野村さんのご両親がやってる蕎麦屋さん。今度はお蕎麦食べに行きます。放哉へ入ると、お客さんの多くが年齢層高めな感じ。私の友達が野村さんしかいない、という久々に味わうアウェー感、緊張。しかし野村さんの親族や同級生たちもいらしていたりと、アットホームな雰囲気。ライブは第一部にPWRFL POWERがやって、第二部に旭川のジャズバンドが演奏して、その後野村さんもスペシャルゲストで参加して全員でセッション。野村さんの弾くギターは、まるで糸が布を紡ぐように丁寧で巧妙な生命があって、とても素敵だった。第二部のジャズバンドのジャズドラマーは野村さんの同級生だったみたいだ、当方ジャズは普段聴かなければ詳しくもなく、多分スタンダードな曲を演奏してたのだと思うけど私はどこかで聴いたことがあるかなという感じではありながら、そこはかとなく心地よく。何より旭川でジャズを演奏したり、聴いている人達を間近で見て、自分が今まで知らなかった音楽の土壌を知り、ひとつのエッセンスを得た。終演後、野村さんと少しお話したあと、家に帰った。ありがとうございました!家に帰るといかんともしがたい睡魔と目が合い、惰眠を貪る。目が覚めたとき、私が好きなパワパワさんの曲のひとつ、alma songのギターが頭の中を駆け巡り、仄かな余韻に幸せを感じた昼下がり。私の連休はこれからはじまったばかりだ。


バイタルサイン

 東北地方太平洋沖大地震で被災された全ての方々へ。心からお見舞いを申し上げるとともに、震災で亡くなられた方々、大切なひとを失った方々に謹んで哀悼の意を表します。
 わたしが住む旭川は北海道の内陸部にあたり、その街並みを囲む山々は、遠く離れた海のことを知ろうとする生物たちの目を少し塞ぐように、包まれ守られて生きてきました。故に、海のこわさも知らず、地震そのものも滅多にない。今回の本震発生時3月11日14時46分、こちらは震度2程度の日常生活を送る上で直接的な影響はない微々たる揺れでしたが、余震が長く続いていたこともあり、旭川がここまで揺れているということは他の地域はもっと大変なことが起きているんじゃないか、と心がざわついた。あらゆる画面越しに映る、被災地の現状と混乱。ただ、胸は痛むばかりで、動揺を隠すことが出来ない非常事態ではありながら、ここにいるとなんだか何かがほんの少しだけ、霞んで見えるようで、やっぱりここは海外なのだろうか、と思い煩った。その無力さが怖かった。それでも、これは同じ国内で起きていることで、これは決して他人事じゃないと、そう確かに思えた。東北、道内太平洋沖、関東。そこには、私の大切な友人がたくさんいる。震災から三週間が経ったいま、日にちを重ねるごとに少しずつ友人の安否が無事に確認出来ましたが、つい最近になってようやく確認が取れたひともいた。まだまだ大変な状況は続いているけれど、必ず。被災地の1日も早い復興を祈っています。
 三月のあいだ、私は三度ほど札幌へ行った。まず最初は3月5日、6日。ライブに行く予定なく札幌へ行ったのはとても久しぶりのこと。この日は、東京に住むゆきさんがご子息ゆったんと共に帰省するということで会いに行った。ゆったんと念願のハジメマシテ、ほわほわの愛に溢れた可愛い赤ちゃん。駅前のカフェで、ノロさんとnogさんと一緒にランチをして、またの再会を誓って、夜はnogさんの家へ泊まった。会えてなかった時を埋めるように、たくさん笑って、いろいろなお話をして、札幌がぐんと身近になれたような、うららかな1泊2日だった。カタルシス。ありがとう。
 そしてこちらでは事後報告となり恐縮ですが、3月13日はカウンターアクション、3月19日は161倉庫で、ディストロを出店させて頂きました。
 まずは13日のこと。震災から2日後、現在は少しずつ落ち着きを取り戻しつつあるように思いますが、その時は全国的にも不謹慎という大きな闇に包まれ、多くのライブ開催の自粛または延期を余儀なくされる、その渦中の真っ直中にあった。札幌へと向かう高速道路では、自家用車よりも被災地へ向かう自衛隊車が多く走っていた、それが私の目に見えた非日常だった。躊躇いは否めなかった。しかし、この日ディストロ出店のお誘いを頂いた企画者のヒロさんの決行する気持ちに感謝を示しつつ、ディストロに心を込めるために、私は札幌へ向かった。あの日の出演者勢は特に、胸中は様々に複雑だったんじゃないかと思います。リハ時やライブの転換中、皆さんと話してたときも、各バンドのライブのMCでも、必ず地震のことを言及していたし、互いが互いの友人や親族の安否を気遣っていた。カウンターへ着くと少しだけどよんとした空気はありながら、それぞれがそれぞれの在り方で、日常の糸を切らさぬよう、いつもと同じように集ってた。私は札幌で多くの友人に会えて、家でひとりでいるよりも誰かに会うことで、少し不安が和らいで、会える時に限りがあるなら会える時をいっそう大切にしようと強く思った。
 この日はフロアライブで、物販とディストロはステージの上といういつもと少し変わった展開。カウンターアクションのフロアライブを観るのは個人的には初めてであれば、ステージ上でディストロを出店するのも初の試みでした。皆さんがステージにのぼって覗いて下さるか心配でしたが、想像以上の反響があったし、少し高いところにいながらも人と人のやり取りはフラットで、とてもあたたかかった。あの日関わった皆さん本当にありがとうございました。この日からカウンターアクションでは被災地への募金箱が設置され、私もこの日のディストロの売り上げ一部をカウンターアクションの募金箱へ預けました。
 ライブは全4バンド、最初はキジ。フロアが映える良いライブだった、なお君の動きがキレキレでかっこよかったな。しあわせならてをたたこうは、結成当初にライブを観たことがある為とても久々ですが現体制では初めて観れた。ずっとライブ観たいと思ってたので嬉しかった。ボアドトゥデス、改めて藤山さんがピンボーカルで叫ぶ姿は最高にかっこよくて、気持ちが奮い立った。トリがカスバーツ、ライブ自体とても久しぶりだったみたいで観れて良かった。よく北海道の音楽は空気がピンと張り詰めた冬が似合う音などと形容されることは結構見かけるけれど、カスバーツは春夏秋冬どれも似合うなあと思ってる。私はカスバーツの音楽を聴くと、真夏に行った当麻の祖父母の家のベランダで眺めた風景を何故か思い出す。そして気持ちが少し下を向くとき、私はいつもカスバーツの音楽を聴いている。まるで、一筋の光であるように、心に寄り添っていく音楽。私だけじゃなく誰かにとっても、光であるといいなあ。素晴らしいライブで泣きそうになった。全てのライブが終わり、皆さんと談笑したあと、旭川へ帰った。ありがとうございました。
 そして19日のこと。この日は161倉庫でキジとウォークと3rd happy hardgoreの3バンド合同企画。TGと一緒に札幌へ向かった。正午過ぎ、大西さんと谷さんが迎えにきて合流。同行するブランコリアのちょるを迎えに行き、前日旭川モスキートで募ったカウンターアクションへ託す被災地への支援物資と機材を乗せて、旭川を発つ。旭川の皆が持ち寄ったたくさんの支援物資。私も女性用品を一緒に持ち寄りました。どうかひとりでも少しでも、支えとなりますように。届きますように。行きの車内は大半が三浦さんのネタで異様に盛り上がり、終始笑いっぱなしだった。札幌へ着き、まずはカウンターアクションへ物資を無事に託したあと、161倉庫へ。先に到着していた三浦さんとモトイさんと合流。札幌の皆と再会。リハを見たり、ディストロの準備をしたり、161の控え室にある飲食スペースでご飯を食べたり、皆と談笑しながら開場。この日はナナナ!の皆さんを中心に中古TシャツとCDを持ち寄り、その売り上げを全額募金にあてるチャリティーも行われてました。売り上げも上々だったようで、後日今村さんがカウンターアクションを経由して送金したとのことです。
 ライブはこの日もキジではじまり。13日のライブも良かったけれど、この日のライブは本当に感極まるものがあった。涙が出そうになったほど。キジは観る度にかっこよくなっていくし、まだまだ伸びしろがあると思うので、今後とも期待して見届けていきたいなと思う。そしてナナナ!はまさに揺るぎのないかっこよさ、心が揺さぶられる。3rd happy hardgoreは前々から名前を聞くこともあったけど、今回はじめて観れた、楽しみにしていた以上にドツボにハマった。旭川でもライブが観たいです。ゴムナパースはゴエさんが背中を向けるようにフロントにドラムを置くセッティング。最高に脳内麻薬分泌してクラクラした。そして、新体制では初のライブとなったTG、期待以上の衝撃。渋さが増して、よりアグレッシブになった印象。私はいまのTGを全面的に支持。谷さんがシンセを弾いた瞬間、私の前で観てたジンチ君が超満面の笑みでこちらを振り返ったのが自分の知る限りでは最高の反応だったかも…。フォルテッシモから丸半年ぶりの復活、皆とTG復活の瞬間を観られて、反応もリアルに体感出来たのは何よりも嬉しかったし、観れて良かった。5way split「BreakingConcept」も絶品です。そしてトリがウォーク、4人が持つ個性をとても良い塩梅でひとつにまとまってた気がした。ます君のドラムが改めて良いなと思った。ライブが終わり、打ち上げが始まる前に皆さんにご挨拶して、ご飯を食べて旭川に帰りました。楽しく、本当に意義のある時間だった。札幌の皆さん本当にどうもありがとうございました。また近いうちに会いましょう。また、旭川でも待っているね。
 そして3月21日。私はまたひとつ歳を重ねました。
 28歳になりました。メールやツイッター上のリプライ、ミクシなどお祝いしてくれた皆様改めてありがとうございます。
 今後とも、よろしくおねがいします。
 歳をとることって決して悪いことじゃない。歳月を重ねるのは最近楽しい。そしていま、国内がこういう状況だからこそ、誕生日を迎えられたことに感謝しています。新しい歳をむかえて、今日から先はどういう未来になるのか、と部屋の天井を眺めていた。漠然としてるけど、いまはこのまま少しだけ、ゆっくり時が流れるままに身を委ねてみよう、と思う。1年後の今日の自分が、いまの自分じゃあ想像つかないような出来事の連続で、輝く未来が築き上げられてることを願って。
 共に、生きてこう。生きてゆきましょう。


如月の分岐点

 残していきたいと思ったところに、
 切り捨てることが出来ない大切な存在に気付く。
 気が付いてしまった。
 これがあたらしい気持ちなのか、
 それとも繋がった気持ちなのか、
 いまはよくわかりませんが、
 ひとつの分岐点であるかのような、
 そんな2月。