散る満ちるから愛を込めて

 5月28日、ナノディストロ企画「散る満ちる」 無事終了しました。
 出演して頂いたnobody celebrates my birth day、shhh、TG.Atlas、Another 9note、 そして、名古屋からいらしてくれたGo Fish ショウタさん。観に来て下さった方々、今回の企画にご協力頂いた友人たちと旭川モスキート。あの日モスキートへお越し頂いたすべての方々に、とても感謝しています。
 心から、ありがとうございました!
 企画を終え、まず何から書けばいいのか迷うところですが。私から言えるのは、あの日、あの時、あの空間に集った方々が、それぞれに感じ取った瞬間と想いがすべてだと思います。全5バンド、どれも最高に素晴らしく良いライブでした。みなさんのおかげで、素晴らしい夜、最高の企画になった、と思っています。そして、GO FISH 初の北海道ツアーの担い手の一人となれたこと。本当に光栄でなりません。自分にとっても本当に最高の経験となりました。今回で得たものを、これからへ繋げていきます。
 5/28 14時 天気予報は外れ、見事な快晴。 旭川空港へ向かい、GO FISHショウタさんをお出迎え。この際つっかが車を出してくれたり、モスキートでの受付をやってくれたりと、当日のお手伝いをしてくれて非常に助かりました。ありがとう。機材を乗せ、車内でお話しながらモスキートへ。ショウタさんは、GO FISHで奏でる音楽そのままのお人柄。懐が深く、とてつもなく優しい素敵な方でした。はじめて訪れた旭川の風景をひとつひとつ眺めていく姿が印象的でしたね。旭川に来てくれたことをじんわり嬉しく思いました。
 15時 モスキート到着。リハまで少し時間があるため、ショウタさんとラーメンを食べに行きました。向かいの天金はちょうど準備中だったので、すがわらへ。ラーメンを食べながら名古屋の音楽や北海道の音楽の話をした。満開のピークも過ぎ葉桜に近い状態でしたが、旭川は随所で桜が咲き残っていた。ショウタさんも今年二度も桜が見れたことを嬉しそうにしていて、良かった。モスキートに戻り、旭川のみんなも続々と集合。GO FISHのリハを見て、素晴らしい夜になると確信。着々とリハが進み、定刻通りの19時半開場。 翌日札幌の企画者nogさんと札幌までの運転手ぎゃー(kill in 3℃)も来て下さった。東京、札幌など、市外道外からはるばる来てくれた人もいて嬉しかった。
 この日はディストロは勿論のこと、当日用のウェルカムボードも制作したほか、いつものナツドーナツも作ってフリードーナツコーナーも設置しました。最近の中では一番人気の、豆腐と米粉ときなこ味の焼きドーナツ。気が付けば全部なくなっていたけど、食べてくれた方ありがとう。ディストロも旭川での出店は久しぶりで、想像以上に反響があり嬉しかった。ありがとう。

 20時、開演。散る満ちるのスタート。一番手は、nobody calebrates my birthday 衝動的で、とても良いライブをしてくれました。

 続いて、shhh 心地好いけど鼓動高まっていく感じ。すごく良いライブだった。この機会にたくさんの人にshhhのライブを観てくれて、嬉しかった。shhhは時間を忘れて延々と演奏していられる人達なので、PA側で持ち時間を報せる、という一風変わったカタチなのですが、私はタイムキーパーをすることになり30分後にサインを送るのは名残惜しくもあった。いつまでも聴いてたい。

 その後が、TG.Atlas いまの編成になって5回目のライブでしたが、企画者という贔屓目を抜きにしても現編成で一番良かった。タニさんはshhhに続いて1時間ステージに立ちっぱなしでダブルヘッダーのお願いを快諾してくれて本当に感謝してます。


 そして、いよいよ GO FISH!空間も静寂も心臓の鼓動も足音もすべてが音楽になった瞬間。心地好くて深くて穏やかで、何もかもが素晴らしかった。観ていると頭の中はまっさらになり、GO FISHと私の空間のような感覚に駆られ、自分の人生で一番音楽と見つめあった瞬間だったかもしれない。
 深く穏やかな「音楽の時間」でした。


 今回の北海道ツアーは特別な展開というアナウンスをしてましたが、アコースティックとエレキ、二本のギターを持ってきて頂きました。ショウタさんの粋な計らいに感謝しています。エレキでのGO FISHは、なかなか観られない貴重な瞬間だったと思います。後から聞いたお話、NICE VIEWでも使用しているエレキとのこと。観終えたあと、ひたすらに感動が込み上げてnogさんの元へ飛んで行った。
 本当に、ありがとうございました!
 トリは、Another 9noteこれから東京のライブも控え、勢いある良いライブでした。 私は受付にいて写真が撮れなかったのですが、東京から観に来てくれたりょちんがこの日のライブをユーチューブにアップしてくれました。


 すべてのライブが終わり、そのままモスキートでジンギスカンの打ち上げ。打ち上げも楽しかったです。翌日のGO FISH札幌を組んでくれたnogさんにも、良い気持ちでバトンを渡せた。nogさんの力添えがなくして、今回の企画は実現できませんでした。感謝してやみません。nogさん達と、そのまま札幌へ向かうショウタさんにまた明日とお見送り。モスキートのお片付けをしたあと大西さんに送って頂いた。GO FISHツアー初日にして無事旭川が終わった安堵感と感動で、まだ早い、と判っていながらも家に帰れば放心と号泣。
 本当にありがとうございました。
 翌日、5月29日は札幌。ムジカホールカフェへ。以前ご挨拶がてらお食事行った時はnogさんの後ろでカルガモ状態だったので、会場のムジカホールカフェまでの道のりがよく判らなかったけど、なんとか行き方も把握したので、また今度食事に行きたいなと思う。 ムジカへ着いたときはちょうどディスチャーミングマンのリハ中、外からエビナさんの歌声が響き渡っていて、階段をのぼったところで、ショウタさんに会った。ムジカの中ではnogさんやノロさん達が開場準備をしていて、そっと応援。この日前売特典となるムジカのスコーンを頂きました。

 18時開場。この日会えた札幌の方々から旭川どうだった?と聞かれることも多く、スッとした姿勢と気持ちで良かった、と笑顔で伝えれたのが嬉しい実感でした。
 ライブ仕様のムジカははじめて。ライブハウスで窓が無いのは大半で、それは地下室の秘密基地の良さがありますが、窓があるところでライブを観る、というのは意外となかなかない経験。天井の星形のランプや、窓辺の電飾や、日が落ちていく瞬間もムジカの居心地の良さもあわせて最高に良い空間を作っていました。この日は三者三様のギターとうたの世界が本当に素晴らしかった。最初はハヤシヒロトさん。はじめて観れました。一言で例えるなら「嬌艶」な音世界。とても惹かれました。
 次がDischarming man (solo)、ソロではとても久しぶりでした。 バカネジのアコースティックバージョンに心を打たれる。We are the worldのエビナさんの日本語詞カバーも披露。「自分の出来ることはここでうたうこと」

 そして、GO FISH 札幌編のはじまり。ヒロトさんエビナさんもいつもより長めのセットでしたが、GO FISHは1時間セット。たっぷり堪能しました。更にアンコールも!札幌も最高に心地好く、素晴らしいライブでした。本当に幸せなひとときだった。


 すべてのライブが終わったのは21時頃。撤収までお話をして、終電で旭川に帰る。帰り際、ショウタさんにご挨拶をしたとき最高の言葉を頂く…胸がアツくなった。胸が熱いってまさにこういう時に使う言葉なんだと身に染みて感じました。またの再会を誓い、ショウタさんと会えるその時まで、もっとがんばろう。続けていこうと思う。
 nogさんお疲れさまでした。素晴らしい企画でした。GO FISH北海道ツアーを計画していた時はまだ先だねえ、と言っていたけど、いざ迎えてみるとなんだかあっという間で。でも、やってよかった。ただひたすら純粋に、音楽が好きという想いで行動出来たように思います。 こんなに最高の展開で、良い気持ちで5月31日を迎えるなんて。また一緒にやろう。
 改めてGO FISH初北海道ツアー、5/28旭川〜5/29札幌。 両日とも素晴らしい空間となり無事終了しました。
 GO FISHがまた北海道に来てくれることを心から願います。
 また、会いましょう。お疲れさまでした。