(((Fortissimo!))) at 旭川 MOSQUITO

……本当にありがとうございました!また会いましょう!……
 来たる9月19日。旭川モスキートにて、TG.Atlasとナノディストロ合同企画フォルテシモを開催します。
 今回は、山梨からbirth、東京からDocument not found、小岩からHEMP COACHING JUICER、大阪からハイテンションセックスガール、札幌からはWALK、Kijiを招聘。更に旭川からは、cloudy r tone、TG.Atlas いま勢い溢れた活動で、全国各地でも話題を呼ぶ、総勢8バンドが旭川モスキートで大集結。
 なお、TGはギターのタイチが円満脱退につき、この日が現体制ラスト。
 みなさま是非、お見逃しのないように。モスキートで、お待ちしてます。 


TG.Atlas & nano distro 合同企画
 (((Fortissimo!)))


2010年9月19日(日)
at 旭川 MOSQUITO
(旭川市3条9丁目 木下ビル地下 / 3・4条仲通)
開場: 17:30 / 開演: 18:00
料金: 前売 2000円 / 当日 2500円


出 演
・birth (山梨)
birth myspace
・Document not found (東京)
Document not found myspace
・HEMP COACHING JUICER (小岩)
HEMP COACHING JUICER myspace
・ハイテンションセックスガール (大阪)
ハイテンションセックスガール myspace
・WALK (札幌)
WALK myspace
・Kiji (札幌)
Kiji myspace
・cloudy r tone
cloudy r tone myspace
・TG.Atlas
TG.Atlas myspace



*チケット問い合わせ
出演各バンドにて取り置き可能
nano distro 
TG.Atlas  
MOSQUITO  <電話:0166-24-8899 / web >

 強い力を秘めた音楽の集結フォルテシモ。
 地下室から、愛を込めて。
 よろしくおねがいします。

銀河鉄道をかけてゆく

 風が澄んできた、夜は赤い。
 時間の経過は、あっというま。そんな刹那を経由して、フルスピードで時空を駆けてく。快速の秋模様。毎日、気がかりで幸せで、忙しい。とっても時間が足りない。
 金曜の夜は、モスキートでのTG企画へ行った。トップの釧路ザザザからトリのTGまで。全てのバンドそれぞれがそれぞれに音楽という一線のうえで素晴らしいライブを展開していて、すさまじく楽しい企画でした。特筆すべきは全国ツアーで各地から自然と話題を聞く事も近頃多かった、いまをときめくウィナーズ。ようやく観る事が出来た感動も宛ら、旭川で観る事が出来て嬉しかった。言葉のいらないカッコよさを目の前にすると、そこで浮かぶ言葉は一瞬でどこかへ弾け飛んで何の意味をも為さなくなる。ただひとつ言えるのは、最高という一言に尽きる。目下に迫った19日の企画に向け、さらに気合注入。
 めずらしく目覚ましをセットせずに起きた翌日の土曜。昼は家に宿泊した元気印と共に旭川をぶらりドライブ、夜はカジノドライブ。アナザーのライブは素晴らしく良かった。外で久しぶりにワインを飲んで。なんだか私久しぶりに心地好く酔い、ずっとぽやんとしていた。日曜は、元気印と共におもむろに家具屋めぐり。のちにTGミウミウも合流して、ユニクロで元気印プロデュースを決行。ミリタリーをテーマに散々いじくり、元気印が銀河鉄道の鉄郎ルックとなる。結果、ほぼ全身にわたるコーディネートを自腹お買い上げで、我々大満足。楽しそうなことを嗅ぎ付けるのは天下一品とみた大西さんとタケちゃんも合流し、タイヤキを食べながら皆で談笑、夕方、元気印は釧路へと帰ってゆきました。ゆるく楽しい、充実の休日。日曜日らしい、日曜日。
 何かをやり続けていれば、拘りのひとつくらい生まれるのかもしれない。念のため、自分以外の誰かが言ってるのは特に気にならないので、決して批判じゃなくて極めて個人的なことではありますが、私の場合は「雑食」と「なんでも屋」と名乗ることがとても好きではありません。我を顧みてみれば、曲げられないことは多々あれど割と何でも受け入れてると思いますし、よっぽど雑食と言われてもおかしくはないほう、かもしれない。増してや、ディストロにしてもバンドにしても文章にしてもデザインにしても最近でいえばDJに似たようなこともやってはいるから、何でもやる、と言ってしまえば、何でもやる。それでも、私自身はその名称ひとつで決して片付けたくないという思いがある。雑にしたくないのもそうだし、何でもやれると何でも出来るは似て非なるものでしょう。それに、なんだか好きなことやモノの、ひとつひとつに丁寧な感じがしなくって。気持ちとしては、自己満足でアレもコレも手を付けるより、ひとつひとつ丁寧にまっすぐに向き合ってゆきたい。謙遜でも何でもなく紛れもない生来の不器用さで、ひとつひとつがとてもパーフェクトではない、という自負も込めて。だから、あこがれ故なのもあるのかな。何でも屋と名乗るよりも、やってること全部をああだこうだ並べて言った方がまだ私の性に合う。あくまでも、ただの名称に過ぎないことではあるけれどもね。
 そういえば以前、ある友達が遠くに足を運んだ際、その地に住む所謂共通の友達に、ナツは元気ですか?と尋ねられ、友達が「ナツはナツをやってるよ」と言っていましたよ、と後になって遠くに住む共通の友達伝手に聞いたことがある。その時は妙に笑えたけれど、きっと、それが全てでしょう。そう言ってくれるひとや、それできちんと伝わるひとたちが私の周りにいるのは、とても有り難いことでもあり。
 話を繋げてしまうと。今度のTGとの合同企画は総勢8バンドという我ながら驚きの一挙集結ですが、ひとつひとつ、どれも見逃すことの出来ない素晴らしい音楽です。もちろん私自身ひとつひとつの音楽に対し、それぞれ思い入れも感謝の気持ちもたくさんある。でも、それを今言葉にすると、とてもキリがないから、当日モスキートで。是非、観に来て欲しい。
 ずっと、楽しみにしていたの。だからこの日を迎えるのは、こわくもある。でもそんな不安も、楽しみだからこその、余波であるのかもしれない。
 いよいよ、つぎの日曜日。待っています。


海には行かなかった

 頭のなかは、静寂のような、喧噪のような。遅滞しているようで、激動のような。笑っているようで、泣いているような。眠たいようで、眠れないような。さみしいようで、楽しいような。お酒に酔いたいようで、ちっとも酔えないでいるような。いろいろとありますが、感慨にひたる暇もなく、過ぎてく短い夏の日々に、喜怒哀楽の限りを尽くした気がしますが、私自身は至って暢気に過ごしています。溶けてしまいそうな暑さも、とつぜん降りだす豪雨も。嫌いじゃないけれど。
 しばらく、間が空いてしまった。一ヶ月前から遡り、七月末の二日間にわたって開かれたカジノの夏の祭典。あのとき久しぶりに観たゴムナパースの衝撃が、いまも忘れられずにいる。最高峰まで突き上げ一気に地の底まで突き落とされる感じ。中枢神経を刺激する、あの感じ。その翌日が現代だった。全力全霊を込めて、やる事はやった、と思ってる。十分間の過酷を改めて痛感しても、全身がアザだらけになっても、ライブをすることの楽しさを心底から味わえるのが現代なのだろうな。その感覚が、私にとってバンドを続けていくことのまたひとつの糧、であるのかもしれない。ありがとう。次はいつになるかは判りませんが。また、いつか。
 そこから、律動的に体調を崩した。なんだか、とても疲れてしまって。よく判りませんが、無理と思ったものはもう無理だし、どう考えても、一度生じた溝を後にも先にも埋める事は出来なかった、埋めるまでの理由がまったく見当たらなかったのだ。ただ、堪忍袋の緒が切れる瞬間というのは、とても静かなものだと、おかしなくらい冷静で、客観的に、怒りに震えながら、その静けさを感じ取っていた。
 大なり小なり、聖域というものがあるとする。それは場所のように形づいたものであっても、時間のように目には見えないものであっても。それが何かは人それぞれで、あなたにだって、私にだって、きっとひとつはあるだろう。ただ、その聖域を勝手に壊されくのは、勝手に腹立たしい。そもそもはじめから、私の聖域なんてそこには存在しなかったのだろうか。私の、じゃなくて、あなたの、だったのじゃないだろうか。それらを愛し好む者がかき乱し、それらを憎み嫌う者が守り通そうとする。まったくもって理不尽で居たたまれない。だんだん、どんな事があっても物怖じしなくなってきた自分が怖くなってく。
 そんな事はもう、どうでもいいの。私は私のことだけでもいっぱい一杯なのに。私は私が大切に思うことだけ、考えてたいよ。そう思いながらも、風邪と共に横たわり、八月を迎えた。そういえば、夏だというのに蝉の声を、今の今まで聞いていない、とふと思う。それでも、周りの人たちは、よく聞くと言うのでした。そこで私は、聞いていないのではなく、聞こえないのだと気付いた。正確に言うと、聞こえてはいるのだが、春夏秋冬問わず私には蝉のような耳鳴りが鳴り止む事がないから、どれが本当の蝉の声であるのか判別するのが難しいのです。それはなんだか、とてもさびしい。ただ、夏が終わり、本当の蝉が死んでしまっても、私の耳に潜む蝉は死ぬことはないのだ。これから秋も冬も、私自身が息絶えるその時まで、私の蝉は鳴き続ける。
 それは、本当にさびしいことなのかな。
 灼熱の暑さのなか。結局微熱と鼻声が治まらないまま、七日はカジノへ足を運んだ。TGを観に。私自身は普段見る機会があまり無い、アイスクリーム・セヴン・シャワーズも、ノーヒッターも、老若男女のモッシュにダイブで大変盛り上がっていた。私は熱に浮かされてて、その光景を額縁の外からぼんやりと見てるような感覚だったけれど、そんな中でも、合致した行動力と説得力がしっかりと伝わってきて、非常にカッコよかった。私もまた、莫大な力を貰って、行ってよかった、と心から思う。その後も数日ほど微熱が下がらないままでいたけれど、九月十九日にモスキートで行うTGとの合同企画フォルテシモのフライヤー制作をしてくうちに、ようやく下がった。企画のことは、ミクシーやツイッターにはあげてますが、こちらにも別途で大々的に更新します。
 そして、なんだか胸騒ぎがした、ある日のこと。臨月をむかえた東京の友達から、陣痛の報せを受ける。こちらまでそわそわ、と。遠く離れてはいるけれど、ただひたすらに、南の方角へ祈りを捧げた。一日中、ニ月の東京での夫妻の結婚パーティのことを、思い返していた。ずっと、思い馳せていた。夫妻のこと、そこに集った友達の笑顔、交わした会話、スピーチでの緊張感、何もかも、味わうように反芻した。そうして、産まれた新たな生命に、感動。とてもうれしく、やらかいキモチ。改めて、おめでとう。ようこそ、世界。またはやく会いにいきたいな。
 こちらにはお報せしそびれてましたが、二十一日はモスキートで恒例DJ+バンド混合型パーティthe sugarless presentの第三回目。で、DJをした。「例の無礼講パーティ」ですっかりお馴染みになりつつある企画。今回もまた、破天荒な一夜。シュガーレスの名物、おじさん達の踊りを若者がマネしたらいつの間にかみんな輪になって踊っていたアレ、が発生して私感激。さらに、毎度のヘッドライナーであり、今回でラストとなったOIL ON CANVASでは、いつものダンス登場から、旭川伝説のバンド、マディオイルズの復活ライブもありのライドンタイム、妙に神々しい鮮烈な散開。若い子達も多く集まり、身の置き場を考えてしまう程度には私も歳を重ねてるのだな、と思いながら、何のその、大人には大人の楽しみ方があるのだと、非常に楽しんだ。ありがとうございました。なぜだか、この日を境に近頃ずっとモヤモヤと鬱屈していた気持ちがすっと去っていくのが、手に取るように判った。
 その翌日、二十二日はカジノへ。九月の企画にも呼ぶ札幌のWALKが来たので、会いに行く。企画前に直接話が出来たのも、旭川でライブを観れるのも思いがけず、嬉しかった。WALKは観る度にカッコよくなってる。ボーカルの犬介とは函館在住していた頃から、ギターのタイゾウに至っては旭川出身なので高校生の時からと、気付けば彼らとは知り合って長い歳月が経ったなあ、としみじみ思う。それゆえに、企画にようやく呼ぶことができるのは、念願叶ってのことで、感慨深くもある。彼らのそれぞれの活動を少なからずは知ってるからか、WALKを観ると、彼ら、特に犬介は、これがやりたかったんだな、というか、本当にやりたいことをやってる、と観る度に思えてくる。そして、あべしょのベースとマツナガ君のドラムがやはり改めて上手い。リズム隊が安定してるから尚更相乗して、犬介とタイゾウがやりたいようにやれてるのかもしれない。企画に併せてリリースされる、同じく企画に呼ぶ盟友KIJIとのsplit CDも上々の出来とのこと。来月、ますます、期待、高まります。この日のアナザーもとても良いライブだった、これから秋にはコンピCDの参加、そして来年にはいよいよアルバムのリリースも控え、勢いはうなぎ上り。アナザーナインノート。旭川発、いまもっとも多くのひとに知ってほしいバンドだと私は思うのです。打ち上げのあと、WALKあべしょとタイゾウと共にラーメンを食し、彼らを見送ったあと、家へと帰った。
 先週、火曜日の仕事終わりに、帰省中の幼なじみと数年ぶりに呑み。金曜日の仕事終わりには、カジノのコトと呑み。なんだか、霧が晴れたように、お盆休みの恩恵を受けつつ、八月後半にかけては、楽しく美味しいお酒を交わす機会が多かった。幼なじみは、私にとっては数少ない学生時代の友達であり幼稚園から中学までを共にした、よき理解者。いまは会う機会は少なくなったけれど。共に過ごした歳月が長いだけに、私自身のことも、私のペースも、ちゃんと判っていてくれる、有り難い存在。そこから、変わったこと、変わらないこと。いろいろとあるけど。変わったね、と言われたいような、言われるのが少し怖いような、気持ちでいた。決して子どものままではいたくないけれど、大人にはなりきれない、そんな感覚。結局今回の再会で、いつまでも変わっていないことがあると判り、安心した。
 幼なじみとさんざん飲んだあと。ありがちな感じで、小学校のグラウンドにこっそり潜入し、ブランコに乗りながら、ぼんやりと月明かりを眺めていた。あと一晩待てばの、満月に近い夜。そこには、あのころの子ども達が、そこにいるようだった。ノスタルジーが見せた、幻影だろうか。
 これらが、まぎれもない一ヶ月のあいだにおきた断片的なこと、なんだか躁鬱のようなショートサマー。雨の日も多ければ、暑さも長くは続かない、異常気象な今年の夏は、季節感があまり感じられないまま、終わりに近づこうとしている。さよなら八月。そして季節は交代し、いよいよ秋が訪れる。不安なこと、たくさんあるけれど。きっと、大丈夫。いまは、決して振り向かないで。前へと、進んでこう。
 ふっと、笑い声が聞きたくなる時がある。そこに穏やかな寝息があればいいと思う。その心が、安らかでありますように。私にもいつか来るかな、ビロードのようでまどろむようなやらかい夜が。いまはなんだかね、漠然と、未来が不安で。こわくて、こわくて。

もぐらぐも

 ざざ降りの雨日和。シャワーを浴びた後みたいに、さわやかに湿り気を帯びる雨上がり。被害妄想は嗜む程度に。ネガティブとポジティブは紙一重。何があったわけでもなく、何をしても堰を切ったように涙が溢れそうになる、不安定な短い夏。それでも私はぼんやりと歩いてく、底に着いたなら浮上するしかないのだから。もぐらみたいに隠れていても、カレーのにおいを嗅ぎ付ければ、ひょっこりと顔をだすのだろう。
 先日10日は、カジノへと。向かう前に道内を旅する都の友、りょちんとの再会。彼女とは2月に東京でお世話になって以来。互いが互いのここぞという機に、旭川や東京や山形など、どこかでコンスタントに会えることが毎回うれしい。道東からの旅というのもあって、前日より彼女と共に過ごした元気印とも同時に合流。元気印は、いつも片道8時間かけて足繁く通ってくれてる恩恵で、既にほぼ旭川の人のような感じはするものの、今回に関してはいなくちゃおかしい、と思うくらいの重要人物。ラーメンを食し、いざ、カジノに向かえば。そこには予ての想像を遥かに上回るほど各地からの友人の姿がたくさんあって、更に驚きの再会。それから初対面。皆がみんなそれぞれの地に住みながら、同じ瞬間の音楽を求め、ひとつの場所に集うのは、改めてすごいことだな、と思う。そして、その繋がってゆく感覚がとても嬉しくなる。旭川であるから尚更にそうなのかもしれない。一人一人がいる光景を含め、すべてが音楽だった。そんな夜。
 観たライブはどれも素晴らしかった。1年前の旭川以来のロストエイジ。ビリビリと痺れるようで、鋭くて。けれど、人間味のあたたかさを感じる。カッコイイ、という言葉を通り越して恐ろしくなってしまうほど。こちらも久々のドライアズダスト、まっすぐに揺さぶられる衝動。ミスコーナーも壮観。思考することをやめ全神経のみで圧倒される。終演は日付変更線を越えたころ。私の家に泊まるりょちんと一緒に家に帰る。翌日のお昼、札幌へと向かうターミナルまでりょちんを見送る。過ぎゆく時間はあっというま、たくさん話をして、笑いあって、ずっと楽しかったからバイバイは少し寂し。でも、また会える。一人の帰り道、ついでの一票を投じようとするも、バスに揺られぼんやりとして投票所最寄の停留所一本乗り越し、うっかり遠回りの一票を投ずる。帰宅して夕涼みのうたた寝、目覚めた時には、ねじれてた。あとのまつり。
 それでも、こじれた世界は変わっていないの
 雨続きの三連休は、なんだか久しぶりの何にもない休日。傘をさして散歩をしたり、読みかけだった小説を読んだり、服を買いに行ったり、のんびりと過ごした。こんな休日もたまにはいいかもね。今日も休日だったので、朝一番に久しぶりの映画館に行った。アリエッティ
 それから。お伝えしたいこと、あります。まず今週末の25日に、カジノでひさびさに現代ライブやります。元々たくさんライブ出来ないバンドではありますが、本数が少ない分ひとつひとつ、いかに重要であるのかはわかっている。だから、やる時はやる。
 カジノの2日間企画「夏の祭典」我々は2日目に。両日ともに素晴らしい出演者勢。両日共通チケットのみという事ですし、是非2日間とも。

7月24日(土) CASINO DRIVE PRESENTS “夏の祭典”
OPEN18:30/START19:00
ADV¥1.500 DAY¥2.000
※7/25との共通通しチケットのみ+ドリンク代別途¥500
出演

・GOMNUPERS(札幌)
・miscorner/c+llooqtortion
・TG.Atlas
・破廉恥
・cloudy r tone
・REAL BEAT

    • -

7月25(日) spice in PRESENTS おつかれいく vol.1
&CASINO DRIVE PRESENTS“夏の祭典”
OPEN15:00/START15:30
ADV¥1.500 DAY¥2.000
※7/24との共通通しチケットのみ+ドリンク代別途¥500
出演
・B.B.JUNKIE(札幌)
FAR FRANCE(東京)
・THE THANKS(札幌)
・spice in
・THE NITECAPS
バーコードバトラー
・DESK & CHAIRS
・Largenal nature
・cloudy r tone
・現代

 久しぶりの現代。思うことなら、たくさんあるんだ。けれども今はね、あえて言わない事にする。それをああだこうだと言葉に代えて伝えるんじゃあなくて、まずその力をライブに傾けたい。それから、考えることにしよう。私が言えるのは、来て欲しい。ただその一言に尽きるのです。
 今週末、待っている。

ダンシング・ハレーション

  • 6/26 モスキートでDJの日。シュガーレスプレゼントvol.2 真夏の恋の革命舞踏会。今回も前例にそって、前回の無礼講の主犯格の二名によるOIL ON CANVASの期待以上の鮮烈なダンシングショウに、魔神さんも加わり更なる狂騒状態。破天荒な舞踏会の夜。TGもとても良いライブだった。ご来場、共演のみなさま、主宰の添田とモスキートに、ありがとうございました。また。

  • 7/3 夕刻の西武前にて。ギリヤーク尼崎青空舞踏公演を観に行く。毎年恒例、夏の風物詩。ギリヤーク尼崎は、私が最も尊敬する大道芸人であり、アーティストです。私にとって夏の始まりはいつも、祈りの踊りと共に迎える。今回の演目は、じょんがら一代、よされ節、念仏じょんがらの全三演目。どんなに寂れが進行している駅前の街中であっても、日中の土日ともなれば人通りは多い。個人的にあの辺は普段からあまり好きじゃない。それもあって昨年は西武前には行かず、三番館前のみ観に行った。そしてそこで、それでも私は観続けたいと思った。だから今年は何としてでも二ヶ所とも観に行くことを決めていた。そこにあったのは、演舞中のギリヤークさんに向けられた、道行く若者のあからさまな嘲笑、蔑み。芸術の受けとめ方は人それぞれにあるのだから、それもまた、路上という風景のひとつ、なのかもしれない。想像力の欠如は、その人自身の問題なので、極めてどうでもいい、だから私は一向に構わないけれど。最低限であっても人としてのマナーの悪さが目についてしまうのは、如何なものかと。アナタの体は自転車とくっついて居るの?と問いたくなる。ただ、表現者はそんな風景も、すべての風景として背負い、ひとつの芸術として昇華させてかなきゃいけない。路上を舞台として表現し続ける事は、とても容易な事ではない。80歳を迎え、昨年は心臓が4秒止まっていると医師から宣告を受け、ペースメーカーを入れたギリヤークさんの体は決してタフでもなく、若くもない。「死ぬまで踊り続けていきます」と言う本人の姿は、まっすぐだった。表現者として生涯を貫くということ。40年以上世界各地で踊り続けているから為せる業というべきか、だからこそ尚更に、言葉に重みを感じる、そのバイタリティを目の当たりにして、心が震えた。








  • 7/5 日を跨いで。夕刻、早々に仕事を切り上げ、三番館前の青空舞踏公演も観に行った。三番館前は古くからのファンと見受けられる方々も多く集うので、毎年集中して見ることが出来る。私がギリヤーク尼崎で夏を迎えるようになり四年目、まだまだ新参である。演目は西武前と同じ三演目。最初のじょんがら一代から、清々しい気迫が観てるだけでも伝わった。そうして、ギリヤークさんが現在やってる演目の中では唯一観客を舞台に引き連れて共に踊る、よされ節では、まさかの私が選ばれ、あれよあれよという間に舞踏の真ん中に引き連れ出されました。ふと気が付けば、ギリヤークさんが私の手を引いていて。舞台の真ん中でギリヤークさんと一緒に踊っていた。これが夢じゃなく現実であるということに、あとからじんわりと感動が込み上げた。お客さんが囲む中で踊るのは少し照れたけれど、うれしい思い出。感動の名残が続きながら、念仏じょんがらの終盤。いつものように観客の円から抜けだし、舞台に戻りバケツの水を被り、倒れ叫ぶ姿は、圧巻だった。平和と、鎮魂の為に、ギリヤークさんの祈りの踊りがある。人間としても表現者としても、ただひたすらに、尊敬してしまう。ギリヤークさん、ありがとう。














  • 7/7 北海道では8月ともいうけれど、暦の上では七夕の夜。七夕に、胸を締め付けられるような感慨を覚える。彦星の妻よぶ舟の引綱の絶えむと君をわが思はなくに。また会える、ということは素敵なこと。いまはただ、星に、願いを。

初夏のスパークサーキット

 時間が過ぎてゆくのはあっというま。怒濤の5月が去ったあとも、色濃い6月の日々を過ごしています。近頃は暑い日も多くて、夏のはじまりを感じる。バテそうだけれど、そうしてもいられない。
 さかのぼって。まずは最初に迎えた週末。5日はカジノでサブレイトへ。個人的には二年前に札幌で観た以来のリミテッドエクスプレス・ハズゴーン、以前もまた衝撃的だったけれど、晴れて旭川で観れた事は嬉しかった。クラクラするようでキモチくすぐられる、刺激的でハッピーな感覚。特にバンドをやってる女子、或いはバンドをやってみたい女子にはぐっと背中を押されるような気がした。実際、ライブを見終えたあと、涼みに会場をぞろぞろ出る女子達が口々にカッコイイと吐息交じりに言う光景がまた印象的でもあり、そんな私も多大な衝撃を受けた、本当に、カッコよかった。旭川勢も壮絶でアツいライブを展開。そして、筆舌すべきはこの日のDJ、コマイ。転換中から打ち上げまで終始変形自在に織りなす音空間に、たちまちクラブ状態。皆でゆらゆらと踊って、スーパーハッピー。
 11日の夜のこと。モスキで音出し晩餐会が行われる、ということで、お腹を空かせた仕事終わりにシンセとディストロしょって遊びに行った。金曜の夜だもの、皆で音楽と戯れながらワイワイ晩酌するのも小粋なものだ。私は案の定というか、およそセッションには向かないであろう不協和音を満遍なく垂れ流しながらも、久しぶりにライブハウスの大きい音でシンセを弾けて楽しかった。セッションあり、コマイのDJあり、映画上映あり、ディストロあり、大西さんサプライズバースディケーキありと、自由でラフな1日。この日、上映していた「ミリキタニの猫 [DVD]」という映画が面白かった、ジミーミリキタニ氏という日系アメリカ人路上画家の80年の半生を追うドキュメンタリー。波瀾万丈という一言では済まされない人生と歴史の影を照らす。これまでの喪失といまの自由。そこで得た反骨の精神力。その生き様は、引き込まれるものがあった。もう一度見たい。大満足でたらふくの腹ごなしに歩いて家に帰る。普段あまり歩くことのない道を通ってみる、景色の新鮮さのおかげで、シンセが重たくても、スッとした足取りでふわふわした帰り道。
 そして13日の日曜日は、マイヘッドスウィムズのイリエさん夫妻が旭川にいらっしゃった。二月の東京以来のおふたりとの再会、とっても嬉しかった。バンドであってもプライベートであっても、旭川に来て頂けたことの嬉しさはもちろん同じ。改めてありがとうございました。今回、せっかくのご旅行だから晴れるといいな、と願っていたらなんとも今年一番の快晴に恵まれてよかった、むしろ過剰なくらいの晴天、何よりだ。夕方、涼しい地下のモスキートをお借りして、縁のある面々と一緒にジンギスカンでようこそ。たくさん話が弾んで、笑いが絶えない楽しい1日だった。おふたりの仲睦まじい空気に、こちらまでほわんと幸せな気持ちになる。新婚さん、素敵だな。東京の話題を聞いていたら、なんだかますます、私もまた東京に行きたくなっちゃうね。ああわたし早くまた東京に行かなきゃ…。
 滞在先のホテルまで夫妻と見送り、またの再会を誓ったあと。やわらかい気持ちで、家へ帰った。穏やかな夜を駆け抜けて、ふと空を見上げると、星が瞬いていた。炭酸が弾けてくような夜空。いつか、私にも訪れるのだろうか、宝物のような夜が。
 さて、今週末26日はいよいよモスキートに於ける無礼講DJバンド混合パーティ「シュガーレスプレゼントvol.2-真夏の恋の革命舞踏会-」です。詳細は、開場19時半、開演20時から。前売、当日共に1000円。DJ陣は前回の無礼講の主犯格TGミウミウ+現代若竹氏の強力タッグOIL ON CANVAS、魔神モトイさん、モスキート主宰でTGブランコリアの大西さん、シュガーレス添田のyと、私です。バンドはブランコリアとTG、ほらね。更なる大騒ぎの予感がするでしょう?そうなの、きっとおかしな一夜になりそうだ。わたしは今回はより踊れる曲を中心に回す予定、ハードコアかけないかも。楽しみだ。大西さん曰く「ロックやってる人間が、楽しく踊って何が悪い」という謳い文句もまさにその通り。みなさん、踊りにきてね。今週末は、モスキートで会いましょう。
 木曜日に髪の毛を切った、13センチほど切った。夏も急接近しているから。散々考えあぐね、思いきって、ボブになりました。こんなに髪の毛が短いのは久しぶり。襟足経由で風がすうすうと通り過ぎる。バッサリと切る事に少し怖じ気づいていたけれど。床に落ちてく毛束に、またすぐ伸びるよね、と言ったって、何も答えてはくれない。癖毛はひつこいままだ。
 朝、ねぼけまなこでドライヤーの中をぼんやりと眺めてみる。ひっそり歌を口ずさんでも、こっそり溜め息を吐いても、大事なこと呟いても、風の音でごうごう掻き消されてく夜。ショートサーキット、どちらが先?

海中探索xyz

 喩えるのなら、音楽と共にあることは海の中にいるみたいなもの。私がここまで潜り込んで、一体どれくらいの月日が経ったのだろうか。いつのまにか引き込まれ、思えば深いところまで泳いできた気がするけれど。今もまだ、ソコは見えない。
 その海は無限大の未知数に溢れていて、これまでにも、たくさんの発見に大いに心を揺さぶられてきた。計り知れない衝撃も感動も恐怖も疑問も希望も情熱も、かけがえのない人も。その音の数だけ力として確かに存在する。来る人もいれば去る人もいるけれど、たくさんの人や場所と出会い、なにかを共有し、大切な記憶と想いが生まれ、点と線のように、繋がってく。時に泳ぎ疲れ息継ぎを求めて浮上しては、また潜り進んでく。それを繰り返しながらも見えるものはいつだって新しい。
 そうして私はここまでたくさんのものを得てきました。これからもきっと、そうであるのでしょう。振り返るのはまだ早すぎて、振り向くのは今しかないけれど。抱えきれない感謝と共にそろそろ。私なりの「返答」を、行動に変えてかなくてはいけません。インプットとアウトプットは、呼吸するように。
 見てる人はちゃんと見ているから大丈夫、という言葉をくれた人もまた、私のこれまでを見てくれている1人であるのだろうな。勿論ただやればいいわけでもないし、行動する事は決して簡単な事ではないけれど。結果は後からついてくる、そう信じてる。とにかく、私はいま、自分が出せる力をすべて出しきるように、ストイックに頑張らなくてはいけない。そう、覚悟を決める。
 そんなわけで、9月19日は空けておいてください。企画をやります。
 詳細は近日改めて発表させて頂きますが、何やら祭りの兆し。冷静と平常心を装いつつも、内心は完全に、足が地についていない状態。何より自分自身が楽しみで仕方がない。
 その前に、まだ鮮烈な記憶も新しい先月の、あの無礼講DJパーティが、今月もまた開催されるみたいで、再びDJをさせて頂きます。6月26日、モスキで会いましょう。噂の魔神さんも加わり更なる無礼講の予感…。詳細はこちらもまた後日。そのまた前に今週末5日はカジノにライブを観に行く予定。
 怒濤の5月も終わり、6月へ。記憶が定かならば、私がライブハウスにはじめて行ったのは6月だったような気がする、たぶん。何年前かも今はよく覚えてないけど、海中探索が始まった6月。原点回帰するようなスッとしたこの気持ち。これからの自分自身との挑戦。いろいろ、考える事はたくさんある。
 明後日のことは判ってても、その前の明日という1日の隙間が何なのかさえ見出せないから、尚更これから10年先、20年先、どこでどうしているかなんて、判んないよ、ねえ。
 あの時あのひとはどんな事を思ったのだろ。数々の嬉しい思い出を何度も頭の中でなぞる毎日。微笑ましく、照れてしまうよな。想うほど、気がかりで。
 あーあ、このまま飛んでいけたら、いいのにね。