海中探索xyz

 喩えるのなら、音楽と共にあることは海の中にいるみたいなもの。私がここまで潜り込んで、一体どれくらいの月日が経ったのだろうか。いつのまにか引き込まれ、思えば深いところまで泳いできた気がするけれど。今もまだ、ソコは見えない。
 その海は無限大の未知数に溢れていて、これまでにも、たくさんの発見に大いに心を揺さぶられてきた。計り知れない衝撃も感動も恐怖も疑問も希望も情熱も、かけがえのない人も。その音の数だけ力として確かに存在する。来る人もいれば去る人もいるけれど、たくさんの人や場所と出会い、なにかを共有し、大切な記憶と想いが生まれ、点と線のように、繋がってく。時に泳ぎ疲れ息継ぎを求めて浮上しては、また潜り進んでく。それを繰り返しながらも見えるものはいつだって新しい。
 そうして私はここまでたくさんのものを得てきました。これからもきっと、そうであるのでしょう。振り返るのはまだ早すぎて、振り向くのは今しかないけれど。抱えきれない感謝と共にそろそろ。私なりの「返答」を、行動に変えてかなくてはいけません。インプットとアウトプットは、呼吸するように。
 見てる人はちゃんと見ているから大丈夫、という言葉をくれた人もまた、私のこれまでを見てくれている1人であるのだろうな。勿論ただやればいいわけでもないし、行動する事は決して簡単な事ではないけれど。結果は後からついてくる、そう信じてる。とにかく、私はいま、自分が出せる力をすべて出しきるように、ストイックに頑張らなくてはいけない。そう、覚悟を決める。
 そんなわけで、9月19日は空けておいてください。企画をやります。
 詳細は近日改めて発表させて頂きますが、何やら祭りの兆し。冷静と平常心を装いつつも、内心は完全に、足が地についていない状態。何より自分自身が楽しみで仕方がない。
 その前に、まだ鮮烈な記憶も新しい先月の、あの無礼講DJパーティが、今月もまた開催されるみたいで、再びDJをさせて頂きます。6月26日、モスキで会いましょう。噂の魔神さんも加わり更なる無礼講の予感…。詳細はこちらもまた後日。そのまた前に今週末5日はカジノにライブを観に行く予定。
 怒濤の5月も終わり、6月へ。記憶が定かならば、私がライブハウスにはじめて行ったのは6月だったような気がする、たぶん。何年前かも今はよく覚えてないけど、海中探索が始まった6月。原点回帰するようなスッとしたこの気持ち。これからの自分自身との挑戦。いろいろ、考える事はたくさんある。
 明後日のことは判ってても、その前の明日という1日の隙間が何なのかさえ見出せないから、尚更これから10年先、20年先、どこでどうしているかなんて、判んないよ、ねえ。
 あの時あのひとはどんな事を思ったのだろ。数々の嬉しい思い出を何度も頭の中でなぞる毎日。微笑ましく、照れてしまうよな。想うほど、気がかりで。
 あーあ、このまま飛んでいけたら、いいのにね。