畳み掛ける毎日が水曜日

 遅くなったけど6月を迎える前に書き留めておこう。
 先日の話。平日は毎日が水曜日、仕事を終えてからカジノへライブ観に行った。5月はライブをやるにも観るにも平日にライブハウスに行く予定が普段よりも多かったけれど、土日とはまた違って、たまには平日にも楽しみがあるのは良い事だ。で、その日のトップバッターは現代KSKもいるバンド、改名してからもう結構経つというのにいつまで経ってもくだらねーぜと私は呼びたがる、今はライ・フォー・ライ。本番直前まで着てなかったはずだが、赤と白のボーダーのティーシャツを着てライブをするKSKがまるで探す方のウォーリーの様を呈しており、扉を開けた瞬間に吹き出し笑いを堪えた。さがさねーぜ。そして、東京からいらっしゃいましたチョモランマ・トマト。ドゥーイットでも出たバンドが私の街にもその後ライブしに来るのは、個人的にもなんだか感慨深い気持ちというか、純粋にとても嬉しい。放出する音に畳み掛ける爆発力を見た。圧巻のライブ。9月に再び旭川にも来るようだから楽しみだ。続きまして、ミスコーナー。今まで観た中でもベストアクトだったと思う。音に埋もれる心地よさを感じて、観てて気分がスカッとした。ミスコーナーは二通りの良いライブ、ってのがあるなと今回観て気付いた。うまく言い難いんだけども、例えるなら、気迫で見せる良いライブと、小気味好くさせる良いライブ。サブレイトとかドゥーイットでのアクトは前者で、今回は後者という感じ。前者は最早有無を言わさない圧倒感があったりする。違いは確かにあるんだけれど、どちらの方が良いと天秤にかけるのは全く持ってナンセンス、芸が無い話。どちらも良いライブは良いライブ。そういえば、1月に観た時も後者の感じで、その時はなんとなく新鮮な感じがして、あまりにも気分がスカッとしたものだから、こういう感じまた観たいな、と思ってたところに今回でした。極めて感覚的な事だし、観てる自分の気の持ち様なのかもしれないね。だから何がどう違うのかはあまりよく判んないので言えない、自分の目で観て感じて下さい。新曲も素晴らしいし。今回はとにかく。凄かったということ。打ち上げでは、チョモの皆様とたくさんお話出来て楽しかった、皆様の人柄に触れて、チョモは素晴らしいバンドだなと思う。どのバンドにしても、例えば、ライブとか、曲とか、世界観とか、歌詞とか、そういうのに触れる度に、たくさん素晴らしい、と思う時ってあるけれど、素晴らしいバンド、と思う時ってやっぱりそのバンドをやっている方とお話をして人柄に触れる時のような気がする、あくまで私の場合ですが。旭川に来るバンドを打ち上げ時に爆笑の渦へメロメロにする事で名高い伝家の宝刀、アナゴの活躍もあり、旭川を楽しんで頂けたようで嬉しかった。まあ、私自身はただここにいただけで、この日何にもやっていないのだけれど、とても有難い。時間を忘れ楽しい宴は終始続き、気が付けば朝になってて、帰り際カジノから出ると太陽がとても眩しかった。明けても平日、毎日が水曜日。社会が1日の始まりを迎えようする時に反逆して、出勤バスを帰宅バスとし、太陽に白い目を向けられる気持ちになりながら、私の1日を終えた。
 そして、5月も終えようとしている。刻々と、夏を迎えようとしている。