開花する二千九

 新年早々バカやらかせば新年早々に云々で片付くが、年明けて突然バカが治るワケではない。そんな新年早々、氷を食べてたら誤って口内を深く抉って流血しながら2009年を迎えた氷食症は、ひたすら鉄の味を噛み締めながらぼんやり考えていた。抉った傷も癒えて遅れてしまったけれど、明けましておめでとうございます。
 今年こそ、この氷食というか偏食治るかな、なんて治す気も実感もイマイチ無いのに考える年明けの癖。年末くらいから、どういうわけだか空前のドリーミーブームが到来していて、ふわんとした気持ちでいる、つまり眠い。どうせすぐ飽きるから待ってて。
 あっという間に仕事始め。年末年始休暇は珍しくわりかし留守だった、居留守でも泥の様に睡眠を貪っていた。むしろ、何してるんだかという感覚は否めなかったが、ライブで出かけてた以外はどこにいても眠っていた。日頃、こう見えても枕違うだけで眠れないとか思ってたが、ただそんなデリケートぽさを装うフリをしてるだけで、完全なる大いなる勘違いでした。まあ、意外とどこでも寝れるもんだ。肝が据わった、ということか。
 年末、年始に現代で二本ライブをした。どちらも年末年始らしい悪ノリで納めて始めたが、それだけじゃなくて年末は6条のカジノ最後、年始はモスキートの最初という事で、どちらも空間的にも新たなハジマリを感じさせた日。これから7条に移転するカジノも、いい幕開けで始まったモスキートも、どちらも本当に素晴らしい場所であるだけに運営側の苦労や努力は計り知れず、考えただけでも胸が詰まる思いで一杯になるが、だからこそ、今後が本当に、楽しみだ、心から、楽しみだ。
 私も私で、今年はやりたい事が本当にたくさんある。2009年も残すところ僅か359日しか無いから、着実かつ早急に計画実行。数年振りに行った初詣で引いたオミクジも大吉という見事な幸先の良さ。よし、カマシテいこう。やりたい事をやろう。そして何より、如何なる時もやらかい気持ちで、楽しもう。
 そんなわけで、今年も宜しくお願いします。