白湯を啜るような6月

 仕事明けて帰宅途中の今日の夕方。自宅の目の前の車道では珍しく軽い渋滞。クラクションは飛び交ってやけに混沌としていた。何事かと遠目で眺めてみると車道の真ん中にいたのはどういうわけなのか、アイガモ。はー?なぜこんなところに??? 渋滞も解消してその後すぐに保健所の人であろう何人もの人達がいかにも捕獲するように網を持って近所を右往左往。近くの川にでも帰そうとしてたんだろうか?まったくわけがわからない。今考えてみれば、動物を自然に帰すって、聞く限りの印象じゃあかなり善意に満ちた行為ではあるけども、下手すれば簡単に無責任さに繋がってしまうくらい重くて繊細な行為なんだよなーと、そんなことをその人たちを目で追いながらぼうっと考えてた、全くもって善意的じゃない。結構。まあ今回がそうだとはっきりしてるわけも無いけども。そうこうしてればやがて知らぬ間に近所は落ち着きを取り戻していたが、なにもわからないまま。そもそもの話なんであんなところにアイガモがいたのか。夢でも見てるみたいだったよ。そんな6月です。