眺める自らの骨と血液採集の白い朝

 昨日の朝、目が覚めると左手の小指が曲げれないほど腫れていた。心当たりがない。とりあえず様子見と丸一日放っていたら他の指のあちこちも腫れだしたのが、今日の朝。さすがにこれは困ったなと。ちょうど今日は祖母の頼まれごとをしに病院に行かねばならなかったので、病院嫌いゆえ考えあぐね躊躇しつつも、ついでに整形外科で診てもらった。レントゲンを撮り自分の両手の骨を眺めて奇妙な感覚になり、骨に異常はなく。血管か筋肉かどちらかということで、血液を採られ、来週の火曜に内科の専門医(って何のだ)の診察を受けるように言われ、結局本日何か処置をされることなく帰って、無論、現在も指は腫れたままである。なんにせよ、指が一本でも思うように動けないのは非常に不便で、体全体すらだるく感じてしまう。つくづく体の一部は一つに繋がってて、体の一部だけじゃないんだな。怖いことです。
 レントゲン写真に映る自分の両手の骨を見て感じたのは、自分の骨をこの目で見ることは多分一生ないということで。それを私はとても残念にも思うし幸いにも思う。どちらにしても奇妙なことだ。そう思ったのは一昨日の親戚の通夜があったのが少なからずも影響してると思う。スーツを着る時にろくなことはない、私の場合。
 話が逸れた。とにかく。この痛みを持して来週火曜までの時間は異様に長く遠く感じる。あぁ、、さて、困ったな。そういえば去年の今頃も未だに原因不明だが一ヶ月間ほぼ毎日鼻血が出て困っていたんだったか。なんなんだかな。