枯れた花ほど鮮やかな鼓動

 踏んだり蹴ったりでありつつ、けどそれもあながち満更でもない日常。寒い。
 先日に東山彰良「愛が噛みつく悪い星」(ISBN:4334076335)をようやっと読了。読み始めだしたのは1ヶ月くらい前だったのだがなかなか読書をするまでの余裕がなくコンスタントに読めず、せっかくの疾走感のある文章、チマチマと破綻。しかし文体もいい意味で砕けてて好みな感じで話の内容も最高にバカで面白くて読み進んでいくうちにだんだん読み終わるのが惜しくなった。シマウマたちのユートピア行き・腐れ縁着の狂ったトリック。キマってる人たちの間抜けでファッキンな闘争と葛藤。だが明確に突き刺し、ついでに読み手も狂わせる強ダメージ。愉快だね。ということで、他の作品も読んでみようかと。