100/1秒で貫通する針と、頭痛と、

 ひとつずつ考えていけばそこまでたいしたことはないであろうことだが、それをひとつに凝縮して抱えこむと目の前が見えなくなる。追い討ちをかければそこで誰か人に会わないとまず、病む。幾度と繰り返してきたそれは大体いつも一通り過ぎ去ってから気付くので厄介。そういう感じで、塞ぎこみながら八月の三分の一もの時間は過ぎ、先日某氏のおかげで私の2割くらい占めていた完全に腐りきった感覚を取り除いてようやく立ち上がる。某氏に感謝。ひとつずつ考えてやっていこう。落ち着いてはいられない。とにかく動こう。結局私はこれまで考えるだけでなんもしてない腑抜けだ、そういうのはもう気疲れした。飽きた。今になって気付いたよ。だから変えないと。踏み潰される前に。行動に革命を。やろう。やれ、やるんだ。
 今日の夕方は随分と妙なものだった。唐突な天気雨に空は快晴で曇りで虹であり雷が鳴るという。同時に勢揃いもいいところだ。ここで雪でも降ればパーフェクト。で、この時私は図書館の帰りで外にいた。雷は大嫌いだ。私にとって雷は恐怖のかたまりだ。「自分はすごく臆病だから恐怖の根源を自分で知らないと気が済まない」みたいな感じのことを書いてあるなんかの文章をだいぶ前に読んで(何かは忘れました。文章じゃなく誰かに言われたことだったかな)、それは自分自身にもよく言える事だと思ったが、雷に至っては恐怖を体験すると恐怖を超える。テンションがおかしくなる。それなりの必至な防衛手段なのかもしれんが、そういう状態になることが全然よくわからず自分に置いてけぼりを食らう。それで興奮しっぱなしで、作品制作の素材になるかもとその風景にシャッターを押したりして結局雨宿りもせずにずぶ濡れで家に帰ってきた。なにやってんだ。
 最近物忘れがかなりひどい。これは本当に困った。しばらくして思い出すこともあるが、それは置いといてと違うことを考えてしまえば最後、置いておいたはずのそれは底無しの沼に沈み二度と戻らない。もともと忘れっぽいけども、増して忘れてしまうことは凄く残酷なことだ。
 そういえば3年ぶりくらいにピアスを開けた。ピアッサーが安く手に入ったのでなんとなく。頭冷やす意味も込めて自分をちょっと痛めつけてみたかったし(別に自傷癖があるわけでもなくマゾでもない)ちょうどいいザマミロ自分!なんて思ってやったけど、こんなにあっけないものだっただろうか。全然痛くなかった。でもピアスをした後ってなぜか必ず頭痛がするので後味悪いな。
 あーサンプラー買わんとな。あとプロジェクタも欲しい。