フォルテッシモ、そして繋がるすべて

 断じて。一生忘れられない日というのは、まさにこの日のことでしょう。
 9月19日 モスキートにて、ナノディストロとTGの合同企画「Fortissimo!」が終わりました。
 まずは改めて。あの日モスキートへお越し下さった皆様。山梨からbirth、東京からDocument not found、小岩からHEMP COACHING JUICER、大阪からハイテンションセックスガール、札幌からWALK、KIJI、 旭川のcloudy r tone、そして共に企画をしたTG.Atlas、モスキート、フォルテッシモに集結して頂いた全ての方々へ。言葉では伝えきれないほど感謝をしています。
 心から、ありがとうございました!
 総勢8バンド、全バンドが最高にカッコよかった。あの日、全国各地から旭川へ集結した皆が、互いに高め合い、全力のライブで応えてくれたということ。企画者としてこれほど冥利に尽きることはありません。ひとりひとりの力が、ひとつの場に集うことで、尋常じゃないほど莫大な力があの日、モスキートに宿っていた。皆様の大きな力添えによって、濃厚で最高の企画になった、と思ってます。私自身生きてきた中でも確実に史上に残るくらいの多幸感を得た。本当に、楽しかった。
 フォルテッシモを通して、これまで私がナノディストロとして得てきたあらゆることに、私なりに現時点での「返答」そして「恩返し」を、行動にすることが出来ました。それでも更にそこから得たものは過剰にありました。数年に渉るこれまでのいくつものきっかけが「点」となり、「線」となって現在があった。そして、現在がまた新たな「点」でもあって、これからが「線」となって広がってく。点と線へと繋がる、線が点に広がる感覚。そのくりかえし。それぞれ活動拠点は異なっていても、最高の時間を共有した限り、これからもずっと、繋がってゆける、繋がってこう。
 またひとつの縁を感じざるを得ない、みなさんとの出会いと再会。交わした会話と笑顔。あの場、この目で観る事が出来たライブ。リハ時から打ち上げの終わりまで。最高に感激したいくつもの瞬間も、想いも書ききれほどたくさんあるけれど、この胸に刻まれてる。そのどれもがぜんぶ嬉しくて。感無量で。私にとってフォルテッシモは、一生の宝物となりました。
 翌20日は札幌カウンター、WALK企画へ。久々だった札幌でのディストロ出店。札幌での出店は毎回こちらも大きな刺激を受けます。これから、もっと札幌でも出店の機会を増やしていきたい、と改めて実感。WALKとKIJIはsplitレコ発の最終日もあり、集大成的なライブだった。splitもいまも聴いていますがキラーチューン連発の素晴らしい作品。札幌でいま莫大な勢いを感じさせる存在です。私自身、KIJIとWALKに関わることが出来たのは嬉しく、誇りに思っています。そしてbirth、iro epをディストロさせて頂いてからの長年の念願だった北海道招聘がようやく叶った2日間。両日とも最高にカッコイイライブで、なんだか泣けてしまいそうだった。念願は叶ったけれど、今回の好機を経てbirthをはじめ、WALK、KIJI、そして勿論Document not found、HEMP COACHING JUICER、ハイテンションセックスガール、すべての繋がりがこれからも続いてくという確信。最高の仲間と巡り会えた事、本当に嬉しかった。また必ず、来てほしい。いつだって、待っている。この日も終始、皆の感無量な姿が印象的で、私もまたそうで。唯一心配なのは、ドキュメント藤井君の肋骨。
 早朝。こざっぱりとしたターミナルから旭川ゆきの始発で帰宅。2日間ずっと楽しかったから、寂しくもあったけれど、またの再会を誓って。本当にありがとう。また、必ず会いましょう。家に帰ると、どっと安堵が込み上げ涙がとまらなかった。ただ、決して悲しい涙ではなく、あたたかい涙だった。
 最高に燃え尽きた。けれど、ここで止まるわけにはいかない、止まらない。みなぎる気持ちは留まるところを知らない。可能性は計り知れない。姿勢はしゃんと、視界はスッと。これからもストイックに、人と人と音に秘める繋がりをひとつひとつ大切に。続けてきます。また「Fortissimo!2」もやる、繋げていく。
 地下室より最高の愛と感謝を込めて。
 本当に、ありがとうございました!