time goes by so slowly, she want to fast die, he too fast died.

 どんな時も、隣の芝生は青いから、嫉妬もするし焦燥すら感じる。その挙句に勝手に自沈して落ち込む、というのはここ最近の嵌りやすい悪循環。要はただの不貞腐れ。全くあほくさいもんです。それでも単純なもんでそんなくだらん事を繰り返していればさすがにそのうち慣れ、だんだん飽きて、わかってくることもある。で、吹っ切れる。今はまさにこれ。かと言って自信がついた訳では決してないし、まあ今でも嫉妬しない訳ではないんだけども、自分以外のそれらを以前よりもっと純粋に素晴らしいと思うし、それはそれで、うちはうち、という風に割り切った考え方になってきた。決して切り捨て御免ではなく。
 あくまで自分の考えであって、別に否定するわけじゃないけど、例えば、ディストロで何か新しい作品を入荷したとして、ネットを通して〜を新入荷しました、という風に発信する「一連の流れ」みたいな行動もマニュアルに沿ってるみたいで、自分でやっといてなんかなあ、とここ最近になって私自身少し違和感を感じるようになった。それ自体が悪いってわけじゃないけども。だからと言って、これまでメールオーダーがきっかけで遠くの方々とも出会い、会話することができたのは本当に素晴らしい利点で、決して否定したくない利点でもあるので、サイトを閉鎖するという事はまず無いんだけども。
 今年の夏にDischarming manの企画で京都のdOPPOが札幌の161倉庫でライブをして、私も観に行ったんだが、その時の打ち上げで聞いた「ディストロはハードコアの持つ最大の武器」という一言。それから、9月にidiotが来た時に、再会したymdさんの相変わらずなあのスタイル。あの言葉・あのスタイルは本当に自分とっても、ディストロをやってる一人にとっても、相当に響くものがあった。そして自分を強くさせた。そう、「最大の武器」なんだ。それからあの奔放なスタイル。アイデアとアクト、可能性は広がった。もうさあ、なにかに捕らわれることなく、どうせやってんならやりたいように。もっと奔放に。もっと自由に。もっと面白く。もっと面白く。もっと面白く。やってもいいんじゃないの?って思うんだよ、心から。まあin a comaにしてもそうなんだけども。修行不足だからそうでないと自分が浮かばれないんだ。
 私はこれまでもこれからにしても自分のディストロで扱っている作品を「全身全霊をかけて」素晴らしいと思っているし、そういう作品がほんの少しでも周りに広まって楽しんでもらえたら、これ以上にない喜びだと思ってる。だから尚更に「一連の流れ」で済ましたくないんだ。あと余談だけど、私はディストロで扱っている音源やファンジンを「商品」とは絶対に言いたくない。細かいことかもしれないし、確かにオーダーの際にはこちらはお金を頂くけども、ディストロを商業(売り物)として私は絶対に考えたくない。かけがえのない「作品」だと思ってる。あとはサイトに買い物フォームを設ける気も一切無い。多少の手間をかけても、あなたが欲しいと思ったものに、あなたの手で、触れてほしいと思う。そうでないと自分が浮かばれないんだよ、、
 話を戻して、誤解がかなりありそうなのでもう一度書けば、これはあくまで自分の考えで、別に否定するわけじゃない。自分の知っている限りでも各地でたくさんのディストロがあるけど、それぞれがそれぞれに行動あって考えがあるでしょうし、また考えがあって行動しているでしょう。自分のこれらの考えも、その小さなひとつに過ぎない。だけども極めてまだまだ未熟でありながらも私のやってるディストロを誇りに思ってるし、各地のディストロをただただ尊敬している。だからこそ、そちらはそちらで本当に素晴らしいし、だけども、うちはうちだって思う。負けてられんと思う。誰かに良いと思われるためにやってるんじゃなく、好きだからやりたいようにやる。私は不器用だよ。
 で、実際どんなことをしようか軽く模索して、その行動のひとつとして、フリーペーパーかファンジンを作ろうかと考えている。まあ、これは漠然と前々からやってみたいことのひとつではあったんだけども、ようやく「やるしかない」と思える時が来た。なにかと面倒くさがる人間だけども、今回ばかりは。
 風邪いまだ治らず。