your fuckin normal day is my birthday

　丸１年程書き続けた日記のすべてを削除して、また一から書き綴っていく蓋然性が自分の中にあった。文章を書くことは止めたくはなくて、１年間の日記を数秒で消してまた書き綴っていく、ただそれだけ。死んですぐ生き返った日記。
　３月２１日は私の誕生日だ。毎年この日はひとつ歳をとる。歳を取っても人間急には変ることはない。変化は一日にして成らず。日々成長するまで、ということで。今朝はオムニバス形式の嫌な夢を３本立てで見て目を覚まして、内容は一瞬にして忘れ去ったくせに一丁前に憂鬱で悲しい気持ちは残ってしょげたが、自分は結構単純な人間なので、お祝いの言葉をいくつも頂くうちに凄く嬉しくなり、いつの間にやらそんな気持ちは吹っ飛んでいった。ハーゲンダッツも買って貰った。ありがとう。
　得てして３月はそれぞれ進むための別れが多くて、友人たちはさまざま新たなところへ旅立っていく。私にはきっと届きもしないところへ。みんな進んでいく。終わりは始まりだとつくづく。